■静岡・御殿場線の“顔”を務めたD52型
神奈川県の国府津と静岡県の沼津間を、静岡県の高原に位置する御殿場を経由して結ぶJR御殿場線。同路線の主要中継地点にあたる御殿場駅の富士山口を背にして、右方向へ2〜3分歩いて向かった先。
駅前ロータリーと自転車置き場の間にある「ポッポ広場」に、日本を走った蒸気機関車の中でも大柄な風体を持つ1台・D52型が置かれいる。
D52型は1943〜46年にかけて285両が製造された、重量級貨物列車の牽引を得意とする、先輪1つ・動輪4つ・従輪1つを持つ1D1テンダー式蒸気機関車だ。現在は保存車が6両ほどある。
御殿場線は1968年まで非電化で、貨物/客車列車の牽引には蒸気機関車が使われており、25パーミルという勾配区間の続く難所であったため、より強力な機関車が求められた結果、D52型が重宝されたと言われる。
ポッポ広場のD52型は、通算72番目にあたるD52 72。1944年に川崎車輌で製造、広島〜下関〜新鶴見と渡り歩き、1954年から国府津に異動。
御殿場線内で貨物/客車列車の牽引に活躍を続け、御殿場線が電化した1968年に引退したのち、しばらくの間国府津の機関庫に留置されていた。
廃車手続きが取られたのちの1978年、御殿場駅から西へ約2kmの湯沢平公園に保存が決まり、2010年に現在の場所へ移転してきた。
よく整備されている印象で、設置場所が公園系の保存蒸機としてはかなりキレイな姿を眺めて楽しめる。駅のすぐ隣という好立地も手伝って、バス/電車旅の合間に見学しやすい1台だ。
【画像ギャラリー】バス旅中に見に行ける保存蒸機 〜8620・十勝鉄道蒸機4号・D52〜(16枚)画像ギャラリー



















