■遅延で崩れだす予定
町田バスセンターからは、神奈中バス「町30系統」橋本駅北口行きを利用する。本来乗りたかった12:11発が「こういうとき5分でも遅れてきてくれれば…」などと思うも、定刻通りに出てしまったようで間に合わなかった。
次は20分後の12:31発になる。しばらく周辺でバスウォッチングでもしながら時間を潰し、バス停に赴くと12:31発の30系統は5分遅れてやってきた。
終点近くまで都道47号線(町田街道)を進み、もう一度都県境を越えて神奈川県に戻る。こちらも交通量が多い道であり、成瀬街道に続いて渋滞気味。
ダイヤ通りの所要時間が42分のところを、気づけば22分遅れの1時間4分かかった。運賃は560円。
橋本まで来れば乗るバスはあと1本。神奈中バス「橋08系統」若葉台住宅行きをお目当てに、北口から駅コンコースを渡り、橋本駅南口バス停に徒歩で移動する。
北口着が13:40だったため、13:38発の橋08系統には間に合わなかった。渋滞遅延が祟って乗り継ぎ2連敗だ。次の14:13発まで30分ほどの待ち時間ができた。
■住宅街を出て住宅街に着く
駅前散策をしているうちに、若葉台住宅行きの乗り場には列ができていた。利用してきたどのバスも立ち席が若干出るくらいだったが、橋08系統はベッドタウンを目指す路線ということで、昼間でも利用者が結構あるようだ。
橋08系統は時刻通りに橋本駅南口を出発。あとは乗っていれば自動的に目的地まで連れていってもらえる。終点の1つ手前が若葉台中央なので、この行程で初めて降車ボタンの出番がやってきた。
所要時間19分のところを、こちらも道が少々混雑していた影響で6分追加して25分。14:38に、いよいよ目的地となる相模原の若葉台中央バス停に到着した。運賃は320円だ。
当初の目論見では到着予定時刻が13:25であったが、路線バスの弱点である交通渋滞を前にしては思うようにコマが進まず、1時間13分遅れる結果になった。
■行けることは行けた!!
ダイヤ通りに乗り継ぎができれば、端から端までの所要時間は待ち時間含めて約2時間30分。トライした日は3時間43分を要した。運賃の合計は1,430円だった。
ちなみに長津田→橋本間を電車に置き換えた場合、トータルの所要時間は1時間20分。運賃の合計は878円になる。この事実がある限り、バスだけで行く方が超便利と言い張るなら、よっぽど上手い理屈で塗り固めないといけない。
とにもかくにも、横浜市の若葉台中央から相模原市の若葉台中央まで、神奈中バスオンリーで4路線を利用すれば、行けることは行けるのがちゃんと実証できたので、これはこれで非日常が味わえる貴重な体験と思いたいところだ。
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