■地方都市に燦然と輝くお宝的ネオクラシック
バスウォッチを続けていると、大都市ではめっきり見なくなった形の、いかにもな旧いバス車両がごく普通に現れた。ナンバープレートが「帯広22」の2ケタということは、1998年以前に登録された生え抜きの車両ということになる。
その正体は、十勝バスが自社発注した日野ブルーリボンで、なんと1995年式。あと少しで30年ランナーを迎える古株中の古株だった。元々は広尾線代替バス向けの新規車両として導入された1台とのこと。
「メトロ窓」と呼ばれる天地寸法の大きな横引き窓をはじめ、丸目4灯ヘッドライト、2枚折戸の中扉、角形のブレーキランプ3個とウインカー1個を2列2段・4灯セットにして左右に置いた主張の強いテールランプ等々、今やレトロなデザインが味わい深い。
■帯広エリアは日野勢のホットスポット!?
上記のほか、2017年に関東バスから北海道拓殖バスにやってきた、2004年式の大型路線車・三菱ふそうエアロスターなどもターミナル内で見かけたが、全体的に帯広エリアは日野の車両勢が多数派な印象を受けた。
小一時間ほど観察した限りではあるものの、バスウォッチ中に確認できた最も新しい路線バス車両は2019年式、最古は1995年式であった。
もっと新しい/古い車両が現れそうな気もするが、一度に全部見て・知ってしまうのは欲をかき過ぎるいうもので、それは次の楽しみに取っておきたい。
【画像ギャラリー】新旧揃い踏み!? 帯広の路線バス車両(8枚)画像ギャラリー