■やや忙しい始発
南町田駅前の再開発によって、2019年秋に田園都市線の駅名が南町田グランベリーパーク駅へと変わったのに合わせ、南01系統の行き先も「南町田駅」から「南町田グランベリーパーク駅」の表示になった。
免許維持路線と言えば早朝や夜間など、極端な時間帯にバスが設定されていることも多々ある。その点、南01系統は若葉台中央11:50発と、限界系バスの中でも利用しやすい。若葉台起点になっており、南01系統だけで南町田→若葉台→南町田に戻るルートは組めない。
最後に乗ったの何(十)年前だったか? と思えるほど久々に、南01系統を利用してみた。同じ停留所を11:49に発車する市営バスがある関係で、発車数分前から乗り場で待っている、のような余裕は南01系統になく、始発ながらサッと来てパッと出ていく。
■最短クラスの県境越えバス
バスが出発すると、若葉台の街をグルリと1周しながら、各停留所で乗客をピックアップ。ハンバーグで有名な横浜発祥のご当地ステーキハウスの横を通りつつ、環状4号→国道16号線に入ると、あとは道なりに進むだけで南町田グランベリーパーク駅に着く。
走行距離およそ5.8km・所要時間約19分の短い路線。それでも実はこのバス、途中停留所の東名横浜町田インターのあたりに、神奈川県と東京都の都県境があり、そこを跨ぐ。
神奈中バスはちょっと特殊で、割とシームレスに都県境越え行うのだが、それでも南01系統は全国的に見ると貴重な県境越え系バスという一面を持っている。
11:50に出発して、南町田グランベリーパーク駅には12:09に到着。前乗り・後降り、行き先申告前払い制で、運賃は270円だ。折り返しの若葉台中央行きは11分後の12:20に出発する。
行き帰りともに南01系統に乗車。南町田行きと若葉台行き、ともに利用者の数は8名くらいだった。
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