電動アシスト自転車で輪行撮りバスとプチ観光を楽しむ!


筑豊電鉄とJRで輪行

 最初に輪行したのは北九州市八幡西区と直方市を結ぶ筑豊電鉄。全線が専用軌道だが、元は西鉄北九州線に乗り入れていたので現在でも路面電車タイプだ。筑豊電鉄では輪行バッグに入れれば無料で持ち込みが可能だ。

813系で輪行

 とはいえ路面電車タイプなので、ラッシュ時間をさけて電停で自転車をたたみバッグに収納する。工具は不要で折り畳みに3分、収納に3分の合計6分ほどで完了した。

 乗車時間は15分程度で終点の黒崎駅前に到着。エスカレーターを乗り継いで直結するJR黒崎駅から鹿児島本線に乗車。JRも輪行バッグに入れておけば無料で持ち込みができる。そして戸畑駅で下車した。駅前で自転車を展開。若戸大橋を目指して走る。

戸畑渡場

 戸畑渡場(わたしば)は、以前は西鉄戸畑線が発着していた路面電車のターミナルで廃止後は、跡地の一部を利用して西鉄バスのターミナルになっていた。それこそ数分おきに路線バスが発着し、福岡行きの高速バスも頻繁に発着していた。その戸畑バスセンターも閉鎖され、バス停は路上に移設されたが本数は激減した。

若戸大橋

 戸畑区と若松区を結ぶ若戸大橋と近年完成した若戸トンネルは人と自転車等の軽車両は通行できないため、昔から市営の若戸渡船がある。自転車で通学する高校生にはなくてはならない足だが、戸畑側も若松側も渡場まで来るバスが激減したために通勤客は減ってしまったようだ。

 若戸大橋には西鉄と北九州市営のバスが走るが、戸畑駅から若松駅間は西鉄210円、市営280円と運賃が異なる。渡船の運賃は100円なので利用は減っているとはいえ、通学や日常生活の足や旅行者にとって、なくてはならない大切な公共交通機関である。

若戸渡船の運賃は自転車付きで150円!

 渡船は自転車をそのまま載せられるのでたたむ必要はない。自転車の運賃は50円なので、人の運賃とセットになった自転車付乗船券を自販機で150円で購入して改札口の係員に渡せば、自転車利用者は先に桟橋に入れるので桟橋上で到着を待つ。

人は100円で自転車が50円

 やがて若松渡場から出港した渡船が近づいてきて戸畑渡場に到着する。乗組員が自転車利用者に対して後部デッキに手招きするので、自転車ごと乗りこめばよい。自転車スペースはオープンデッキなので、潮風に吹かれながら東洋一のつり橋の名をほしいままにした美しい若戸大橋の下を若松に向けて走り出す。

渡船の自転車スペースにそのまま乗船する

 ものの数分で到着するので下船して若松渡場バス停から撮影スタート。バスの便は少ないので、海岸線に沿って若松駅方向に自転車で走る。若松南海岸通りには近代建築の歴史的遺産があり、「北九州市旧古河鉱業若松ビル」もその一つ。大正8年建造のレンガ造り2階建てのビルは美しい。

若松で若戸大橋を走る市営バスを撮る

 若松渡場からJR若松駅までは1km弱で徒歩10分ほどだが、自転車であれば数分だ。通りの洞海湾に面したテラスから、海岸通りを走る北九州市営バスや若戸大橋を渡るバスを撮影する。バスが走る橋上から撮影地までおおむね1kmといったところか。

若戸大橋を渡る北九州市営バス(135mm×1.6倍をトリミング拡大)

 若戸大橋を走るバスは肉眼では豆粒にしか見えないが、ここは一眼レフと望遠レンズで狙えばAPS-Cのカメラで135mm程度でもトリミングで何とかなる。今回の撮影機材は「Canon EOS 50D+EF-S18-135mm IS STM」というお手軽な構成だ。

 自転車であれば事前にロケハンする必要はないし、バス停がない場所でも撮影ができるのが利点だ。ブレーキは前後ディスクブレーキで強烈に効くので、フルエアブレーキの要領は言い過ぎだろうが、いい場所だと思って急ブレーキにならないように注意したい。

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