今回の乗りバスレポートは中距離の夜行バスだ。東京のバスタ新宿と豊橋を結ぶ「新宿・豊橋エクスプレスほの国号」である。500km未満の中距離での夜行便はどのように運行されるのか。乗車の際の参考にしていただきたい。
画像ギャラリーには車内の様子、バスタやSAで撮影した多くの高速バスを掲載しているので合わせてご覧いただきたい。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
始発は練馬なのでバスタが始発地ではない
先日東京からの帰りに豊橋で立ち寄りたい用事があったため交通手段を選んでいたところ、早朝豊橋に着く夜行バスの存在を知ったので予約した。 乗車したのは新宿駅南口向かいにあるバスタ新宿から。週末ということもあり、多くの乗客で待合室は混雑気味だ。
バスタ新宿は1日約1600便ものバスが発着する高速バスターミナルですが、館内の案内や乗り場への行き方も大型の表示がなされているため、比較的迷わずに乗り場まで辿り着ける。今回乗車するバスは4階のC7乗り場から。 待っている間にもひっきりなしにどんどんとバスがやってきては、乗客を乗せて各方面へと発車する。
いよいよ目的のバスが到着。今回乗車する「新宿・豊橋エクスプレスほの国号」だ。乗車当日の豊橋行きは関東バスが担当するとのこと。ここまで練馬駅から中野駅を経由して新宿まで来たものだ。 バスタ新宿からの乗客はかなりいたようで、車内はほぼ満席となった。
ちなみにこのバス前方の7列目までは通常の座席で、それより後方は女性専用席だ。 定刻にバスタ新宿を出発。今回は窓側の座席が取れなかったので通路側だったが、前方はまだカーテンが閉じられてなかったので、しばらくは前面の風景を見ることができた。
バスタ新宿をほぼ満席で出発
バスタ新宿を出発したバスは甲州街道を西へ。その後は山手通りに入り首都高速道路の渋谷線へ。高速に上がったところで消灯するとのアナウンスがあったため次の休憩場所まで睡眠を取ることに。
車内は4列シートでありながら隣とはプライバシーカーテンで仕切りすることができるので、気にすることなく寝ることができた。またシートピッチはそれほど広くはないものの、足元はまあまあ空間があり足は伸ばせるのとブランケットも各座席にあるので気軽に利用することができた。
またコンセントも各座席の下部に設置されている。後で設置されたものと思われる白いタップだが、意外にも暗い車内では見つけやすいし差込口がよく分かるので利用しやすいものだった。
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