■主催者発表では参加者は300人!
イベント当日は当然ながらバスマニアは、最終営業車として乗り納めを行い、流れで玉野営業所でイベント参加だったようだ。主催者発表でおよそ300名のファンが来場したとのこと。
鉄道マニアと同様にバスマニアにも「専門ジャンル」があるので、撮り鉄ならぬ撮りバスさんや、車内で動画を収録した動画専門、音鉄よろしく車内放送やエンジン音を収録する音バス?さんまで多様なマニアが勢ぞろいしたようだった。
営業所の敷地内ではバスの専門用語が飛び交い、マニアっぷりが最大限発揮される鉄道系イベントと同様の賑わいだったようだ。
■鉄道とは異なるバスイベントならではの利点!?
鉄道のイベントでは車庫内とはいえ、車両に移動は保安装置(要するに信号)やポイントの切り替えが伴うので臨機応変とはいかず、あらかじめ予定されたことしか行えない。しかしバスの場合はその並びから、出庫を再現した移動も容易だ。
同社でもさまざまな角度で撮影ができるように配慮していたようだ。またコロナや台風被害の影響で、物販品が思うようにそろわない中でも最大限かき集めてしかも無料で開催したことに喜んだファンは多かったはずだ。
マニアでない方にはただの移動手段としてのバスだが、見方によっては非常に貴重で、全国的にも珍しいバスだったことを知ればバスに関心を寄せてくれる「仲間」も増えるのかもしれない。
ひいてはバス乗客の増加と事業者の安定的な運営に寄与すれば、イベントを行った甲斐がある、300名が参加した熱い西工E型の最後の雄姿だった。
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