2カ所ある?最西端のバス停
最南端が沖縄県なら、最西端もまた沖縄県で決まり。更に海を渡った与那国島に最西端のバス停が待っている。
与那国島内を半周するような形で敷かれた県道216号線を西方向に進んだ、久部良(くぶら)漁港のすぐ近くに置かれた「久部良港」停留所が、これより先はない正真正銘・西の端のバス停だ。
久部良停留所は、もちろん最西の路線バス会社となる最西端観光が委託運行する「与那国生活路線バス」の経由地の一つになっている。
現地には最西端を記念する掲示物は特に見られないようで、小型の停留所看板を使った簡易タイプのバス停といった印象だ。一方で、西表島の豊原の反対側にある「白浜」バス停にも日本最西端の掲示がある。
与那国島のほうが西にあるのは地図を見れば一目瞭然だが、実は与那国島の路線バスは無料で利用できるため、有償/無償で区別をつけるなら、有償路線バスとしての最西端バス停は西表島の白浜になる、というわけだ。
東西南北最端のバス停…北と東は北海道、南と西が沖縄という超両極端な結果となった。
最北端の宗谷岬から〜最西端の久部良港まで、距離にするとその差は驚きの3,500km! 一括りにバス停と言っても、キロメートルで見ればまるで別世界に感じるほど離れているのだ。つくづく日本は縦に長いと実感させられる。
【画像ギャラリー】こ・こんなところにバス停がっ!? 縦長ニッポンの端っこってスゴイ!!(10枚)画像ギャラリー