なぜ薄っぺらいタイヤ急増? メリットだけではない扁平化が進む訳

■冬用タイヤはインチダウンも賢い選択

雪の中でバーストして立ち往生となった場合、命にかかわることもある。安全より見た目を優先するのは絶対にやめよう

 さて、スタッドレスタイヤなどを買う場合、純正サイズと同じ方がいいだろうか?

 30扁平のスタッドレスタイヤも出回っているけれど、タイヤメーカーに聞いたら「スタッドレスタイヤはできれば超扁平を避けた方がいいと思います」。ホイールギリギリのブレーキが付いているクルマじゃないならインチダウンを考えたらいい。

 スタッドレスタイヤは、雪やアイスバーンで上下方向の入力を頻繁に受ける。そんな時はタイヤの側面(サイドウォール)をクッションとして使った方がグリップするのだった。

 私はいつも迷うことなくインチダウンして扁平率を適正化。タイヤメーカーによれば「60~65くらいを推奨します」。私の経験からしてもその通りだと思う。

 例えばSUVで19インチの55タイヤを履いているなら、スタッドレスは17インチの65がよい、ということ。インチダウンできるかどうかはネットなどで検索すると出てくるので参考にすればよかろう。

 雪道性能の改善だけでなく、オサイフにもやさしいのが決定的にありがたい。以上、これからスタッドレスタイヤを買うならご参考に。

【画像ギャラリー】メリットよりもデメリットが多い!? 扁平タイヤ急増の理由を写真で考察する

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