2021春サマータイヤを徹底チェック 注目すべきタイヤはコレだ!!


■圧倒的な軽やかな転がり感を実感

とにかくスーッと滑らかな転がり感が印象的なアレンザLX100。高周波のパターンノイズがよく抑えられて静か

 走り出すと、アレンザ001や旧来品となるデューラーH/L850と比較するまでもなく、圧倒的な軽やかな転がり感を実感する。スーッと滑らかに路面を転がって行く感覚だ。これは速度を高めるまでもなく、ホンの10km/h以下でハッキリと伝わってくる。そしてとにかく静か。特に「サー」といった高周波の路面を叩く音がよく抑えられている。

 後にアレンザ001に乗り換えると、より明確。LX100でほぼ無音に感じた条件で「シャー」、「ザー」だった条件で「ジャー」となる。

 路面の継ぎ目の段差越えでは、001が「タタンっ!」と打音とともにステアリングに軽い衝撃を感じる場面で、LXは「タスン」と抑制の効いた音のみで段差感は伝えない。

 操舵に対する反応は比較的マイルドなんだけど、トレッドがよれるような腰砕け感はなく、素早い左右の切り返しでも舵の効きに遅れはない。このあたり、001と比べるとレスポンスや手応えの差はあるものの、ネガではなく、むしろこのマイルドさを好むドライバーも多かろう。

 デューラーH/L850装着車に乗り換えると、音もハンドリングも乗り心地も、すべてちょうど001とLX100の中間。トレッドパターンの見た目の印象よりも、ずいぶんと静かなんだなと再認識した。

 よりコンフォート性に磨きをかけながら、バランスのいいハンドリング性能を作り上げているのがアレンザLX100なのだ。

【トーヨータイヤ プロクセスCL1 SUV】

トーヨータイヤ「プロクセスCL1 SUV」175/80R16〜245/40R20(20サイズ) 実勢価格 1万2000円(225/60R17)

プロクセスCL1 SUVのここがポイント
■非対称ブロックピッチ配置により高い静粛性を実現。プロクセスCF2 SUVに対し22%低減
■リブ溝部をテーパー状の形状とすることで、路面接地時の変形を抑制。操安性と耐摩耗性を向上
■全32サイズでタイヤラベリング制度の「A-b」を獲得する低転がり抵抗性能と高いウェットグリップ
■SUVの車重や高重心に合わせて設計されたことで安定した操安性を発揮

■低燃費性能を高めたオンロード向けSUV用タイヤ

4本のストレートグルーブがスッキリした上質な乗り心地と素直な操縦性を予感させる。非対称のブロックピッチ配列パターン

 「プロクセス」はトーヨータイヤのスポーツプレミアムブランド。そのプロクセスシリーズの最新作として、ミッドサイズ以上のSUVに向けたオンロードタイヤとして開発されたのが「プロクセスCL1SUV」なのだ。

 昨今のSUV人気で、従来はオールテレーン(M+S)が中心だったSUV向けタイヤも、よりオンロード志向が求められてきた。オンロードでの快適な乗り心地と静粛性、さらにしっかりとした操安性を求めるとなれば、やはりオールテレーンではなく、オンロード専用タイヤが必須となる。

 プロクセスCL1 SUVは15インチから20インチまでの20サイズが設定されているが、そのすべてがタイヤラベリング制度の「A-b」を獲得。つまり、高い低転がり性能と確実なウエットグリップ性能を兼ね備えたECOタイヤだ。

 トレッドパターンはいかにも高速直進安定性に優れ、またウエット時の排水能力が高そうな4本グルーブを軸とした左右非対称パターン。イン側とアウト側でブロックピッチをずらすことでパターンノイズを低減する。また、リブ端部をテーパー形状とすることで路面接地時の圧力による変形を抑制。路面に「面」で接地することで確実な接地面積を確保し、高いグリップと操安性を生み出すのだ。

次ページは : ■しっとりとしたグリップ感とダンピングの効いた乗り心地

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