■トヨタ ランドクルーザープラドは2023年に世代交代か!?
ランドクルーザープラドは従来、ランドクルーザーのフルモデルチェンジ後1年程度のラグで世代交代してきましたが、次期型ではさらに1年程度先送りする方向で開発を進めている模様です。
現行モデルがディーゼル車を中心に引き続き好調に売れていることから、世代交代を引き延ばす案が有力になっているものと思われます。
今年4月の登録実績は3065台で前年同月比257.5%と2.5倍強の急増ぶり。このうちの大部分はディーゼル車で占められています。
■スズキ ソリオの販売が絶好調!! 納期が3カ月待ちに
昨年11月25日にフルモデルチェンジしたコンパクトハイトワゴンのスズキソリオが絶好調で、5月末時点での納期は3カ月強待ちの9月上旬になっています。
4月の登録実績は4966台で前年同月に比べて105.8%増で2倍以上の伸びとなっています。
登録車の銘柄別登録ランキングでは初めてトップ10に入り、スズキの登録車としてはスイフトを抑えトップセラーに君臨。ボディサイズを拡大し、使い勝手の向上を図ったことが人気の要因として挙げられます。
■日産の国内新車販売は苦戦状況が続く
昨年はルークス、キックス、ノートと相次いで戦略ニューモデルを投入、そして今年はノートオーラ、アリア、新型エクストレイルとさらなる攻勢によって、販売促進を図る方針でしたが、予定どおりに進んでいません。
販売店筋ではキックスとノートはe-POWER車に一本化したことで車両価格が高騰し、廉価のガソリンNA車の購入を希望するユーザーが離れていると指摘しています。
キックスはタイからの輸入モデルであり、供給がスムーズにいっていないとの事情もあります。
ノートは6月に上級プレミアムモデルのノートオーラを発表しましたが、発売は9月からであり、同シリーズ全体の伸びに寄与できるのは今秋以降となります。
エクストレイルのフルモデルチェンジも今秋の予定が年末近くにずれ込む可能性があり、4月に一部改良したリーフも受注は再開しているものの納期は10月以降になっており、販売店の売り上げになっていない状況です。
このため今年の新車販売実績はホンダ、スズキ、ダイハツの2位グループとの格差がさらに広がり、5位の座が定位置になることが有力です。
■ホンダ 新型ヴェゼルの納期が最長1年待ちに!
4月22日に発表、23日に発売開始したホンダの新型ヴェゼルが好調な受注と半導体部品の供給遅れが重なり、納期が大幅に遅れています。
2トーンカラーの「プレイ」は1年待ち、ハイブリッドの「Z」「X」は半年の11月、ガソリンNAの「G」は3カ月待ち、モノトーンはボディカラーによる納期差はほとんどありません。
発売1カ月前から先行予約の受付をスタートさせ、発表時まで約1万7000台を受注。それが発売1カ月後で累計3万2000台と月販計画の6倍以上に達しています。
半導体部品の供給遅れで充分な増産対応ができないことから、当分は納車待ちの状況が続きそうな情勢です。
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