ペダルの踏み間違えは他人ごとじゃない! 運転脳を鍛える超簡単な3つの対策法

いずれは受けなくてはならない! 実はけっこう難しい「認知機能検査」

アクセルとブレーキの踏み間違えは他人ごとじゃない! 運転脳を鍛える超簡単な3つの対策法
満75歳以上からは「認知機能検査」「高齢者講習」を受けないと更新手続きに進めない。認知機能検査で「記憶力・判断力が低い」という判定結果が出た場合、専門医を受診しなくてはならない

 2017年3月21日に改正された道路交通法により、満75歳以上は運転免許更新時に、「認知機能検査」「高齢者講習」を受けることが義務づけられた。

 認知機能検査とは、判断力、記憶力の状態を知るための簡易検査。49点未満は「記憶力・判断力が低くなっている(認知症の可能性がある)」、49点以上76点未満は「記憶力・判断力が少し低くなっている(認知機能の低下の可能性がある)」、76点以上は「記憶力・判断力に心配がない」と判定される。

 「自分には関係ない」と、認知機能検査の内容を見たことがある人は少ないだろう。実は、これが意外と難しい! 実際、若い人でもけっこう苦戦する人も多いという。

 長く運転をするつもりなら、誰もがいずれは受けなくてはならなくなるテスト。どんな問題が出題されるのかを一度チェックしてみると、脳を若いうちから鍛えようという意識を持てるかもしれない。

認知機能検査の内容

1.時間の見当識 記入時間:2分
 検査時の年月日、曜日、時間を回答する。

2.手がかり再生  覚える時間:合計4分
 A、B、C、Dの4つのボードに描かれているイラストをそれぞれ約1分で覚える。ひとつのボードには4種類のイラストが描かれている。その後、ヒントなし、ヒントありの2段階で何が描いてあったかを回答する。

3.時計描画  記入時間:計1分30秒
 時計を描き、さらに時計の中に文字盤を描く。次に、その中に指定された時刻となるように短針と長針を描き入れる。

脳の衰えを防ぐ、3つの対策法

アクセルとブレーキの踏み間違えは他人ごとじゃない! 運転脳を鍛える超簡単な3つの対策法
歯の機能低下は脳の機能低下に直結する。そのため、歯のメンテナンスはしっかり行おう。しっかり噛むことができなくなると、認知症のリスクが高まることがわかっている

 では、運転脳の衰えを防ぐためにはどうすればいいのだろうか? 

 もっとも効果的なのは運動と言われている。運動というと敬遠する人も多いと思うが、筋トレやランニングのようなハードな運動をする必要はない。脳を使いながら軽く体を動かす程度でもいいのだ。脳を使う運動とは、運動と同時に別のことを行う(=デュアルタスク)運動だ。

 例えば、歩きながらしりとりをする、お手玉をしながら足踏みをするなど。デュアルタスクを行うことで、脳は一気に活性化されるのだ。

 ここからは、誰でも簡単に実践できる3つの対策法を紹介しよう。習慣づけることで脳の働きが良くなり、安全な運転ができる脳を長く維持できるようになるはずだ。

対策1 脳を使いながら歩く

 歩くことが脳の活性化に高い効果があるということは医学的に明らかになっている。ボーッと歩くのではなく、周囲の風景を眺めたり、すれ違う人の表情や服装を見たりなど、脳を使いながら歩くことでよりいっそう活性化効果を高めることができる。

 通勤で歩く機会が多いという人はあえて歩く時間をとる必要はない。以下で紹介しているような歩き方に変えてみればいいだけだ。目標の歩数に達してなくても問題はない。まずは脳を使いながら歩く習慣づけをしよう。万歩計をつけると歩くモチベーションが高まるはずだ!

□歩幅はできるだけ大きく
□歩くスピードに変化をつける
□1日6000~7000歩を目標に

対策2 利き手ではない手を使う

 脳は右脳と左脳に分かれているが、両方をまんべんなく使うことが理想だ。しかし、通常は右利きは左脳、左利きは右脳を多用することになる。その偏りをなくすため、利き手ではない手を使う機会を増やす習慣づけを。すると、左脳も右脳もバランスよく刺激できる。

 具体的には、歯磨きを利き手ではない手で行う、利き手ではないほうの手を使って食事をするなど。これを続けるだけでも効果は絶大だ。

対策3 歯ごたえのあるものを食べる

 歯ごたえのある食品を噛むことで脳に強めの刺激を与えられる。特に、朝食に歯ごたえのある食品を食べて脳を刺激して覚醒させると脳内時計が整い、脳がしっかり働くようになる。

 パンより白米、白米より玄米や雑穀米、野菜は大きめに切ったものなど、できるだけ噛みごたえのある食品を食べるようにしよう。

 一押しはナッツ類。噛みごたえがあるうえ、脳に良いとされる良質の油、記憶力を高めるビタミンやミネラルも含まれているからだ。

 また、食事の時は左右の歯を使って噛むと、左脳と右脳の両方をバランス良く刺激できる。

【画像ギャラリー】長く運転できる脳を維持する方法をもっと知ろう!(15枚)画像ギャラリー

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