クルマを運転する際、任意保険への加入は必須だろう。しかし帰省や、友人同士の旅行などで、他人のクルマを運転する機会も多くある。そんな時に便利なのが、1日だけ入れる自動車保険だ。今回は、かなり便利な1日保険の賢い使い方を皆さんに紹介していこう。
文:佐々木 亘/写真:Adobe Stock(トップ画像=umaruchan4678@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】備えあれば嬉しいな!! 楽しい雰囲気に水を差さないように保険はちゃんと入っておこう!!(4枚)画像ギャラリー■任意保険の補償範囲を変えるのは面倒だけど、無保険状態はもっとヤバい!
多くのドライバーは、自動車保険(任意保険)に加入していると思う。その契約で、運転者の範囲はどうしているだろうか。
本人夫婦限定や家族限定など、運転者の範囲を狭めることが一般的。また、運転者の年齢はできるだけ高く設定していると思う。
こうした選択は、自動車保険の保険料を引き下げるための手段だ。運転できる人の範囲を広げれば広げるほど保険料が高くなるため、一般的には必要最低限の範囲に運転者の条件を絞り込んで設定しているはず。
ただ、この状況で別居の家族や友人に「運転して良いよ」とクルマを貸すのは非常にリスクが大きい。
範囲外の人が運転することが分かっているなら、保険代理店へ事前に連絡し、該当する日時だけ補償範囲を広げておくべきだ。
ただ、書類や対面でのやり取りが発生するため、保険内容の変更は面倒だし、友人が運転するせいで保険料を余分に払うのもちょっと・・・と思うこともあるだろう。こうしたときに役に立つのが、手軽に入れる1日自動車保険なのである。
■わずか1日から入れる超便利な保険
多くの自動車保険(任意保険)が、1年単位での契約を必要とする中で、ごくわずかな契約期間で、しっかりとした補償を受けられるのが1日自動車保険である。
帰省先で親のクルマを借りる、友人のクルマを友人に代わって運転するときに使って欲しい。
1日自動車保険の取り扱い会社は結構多い。一例を挙げれば、東京海上日動火災保険は「ちょいのり保険」、三井住友海上火災保険は「1DAY保険」、あいおいニッセイ同和損害保険は「ワンデーサポーター」というサービスを提供している。
最も安い保険料は、各社ともに24時間で800円。対人対物の無制限補償とロードアシストサービスがついてくる。申し込みは使用する当日から可能だ。
車両保険を付帯する場合は、24時間で2,000円弱~3000円程度の保険料になる。複数人数で使用する場合にも対応できるのも嬉しい。
申し込みはスマートフォンやコンビニで手軽にできる。申し込みの際には、運転者の運転免許証番号などと、使用するクルマの情報が必要だ。
ちなみに一日自動車保険は、レンタカーやカーシェアリングには対応していないので注意してほしい。
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