■強くなりたいから強そうなクルマが売れる?
長引く不況の折、クルマも安い小さなものが売れるかと思いきや、最近はSUVが大ブームだ。社会でいろいろなことに押し込められることが多い昨今、クルマの運転では暗い気持ちを晴らしたいという思いもあるのだろうか。
SUVを代表とする強靭でタフそうなクルマに人気が集まる。これもドレス効果の一つなのだという。
黒いクルマに人気が集まるのも同じような理由だ。人はそこに権威や強さを感じ、自分と一体化できるクルマで、それを表現しようとする。
ストレスフルな現代だからこそ、SUVが売れるという構造。特に我慢が多い日本人には、溜まったものを開放する良いクルマなのだろう。
心理学は絶対ではない。ただ、クルマに大きく関係してきそうなドレス効果については、「こうしたこともある」と認識しておいた方が良いと思う。
クルマは相棒であり、身に纏う服と同じ役割を果たすものだ。その価値や存在に対して、認識を改める必要があるかもしれない。
【画像ギャラリー】SUV人気も煽り運転もコレが要因?クルマ社会を大きく変える「ドレス効果」を知っておこう!!(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方車のイメージに行動が引っ張られる論ではだいたい大きいて強そうな高級車が悪者として登場するけど、実際には貧相な車に乗ると行動まで貧相になる方がずっと多いかな
前の車と車間守れないのはもちろん、住宅地を抜け道代わりにしたり、黄色信号と赤信号の境目で交差点突入したり精神的に余裕がない運転をする
ドレス効果を、他人だけじゃなく[自分がその効果を受けてるから自覚しよう]と促してるのが良いですね
車に乗ったら必ず影響出てるんだから、自分だけは例外にせず、自覚することで安全に協力したい