BMW M3に6MTを搭載した限定車「BMW M3 MT Final Edition」の注文の受付を、2024年3月13日より3月27日までウェブサイト上限定にて実施する。日本国内は150台限定での導入となるが、その詳細を説明しよう。
文:ベストカーweb編集部╱写真:BMW
■そもそも「M」って何なのよ!!
限定台数より注文数が上回った場合には厳正な抽選により、2024年5月終わりまでに当選者を決定。納車開始は、2024年第二四半期以降を予定している。150台の外装色内訳はアルピン・ホワイト50台、ブラック・サファイア50台、Mブルックリン・グレー50台で、販売価格は1420万円。
そもそも、BMWのグレードでよく目にする「M」その歴史は1973年のニュル24時間耐久レースから始まった。
その後、ヨーロッパツーリングカー選手権で6回の優勝を飾り、10年にわたり世界のツーリングカーシーンのトップに君臨した。一方、F1では電子制御を駆使しわずか1.5Lの量産型エンジンブロックから800psを叩き出すM12/13をネルソン・ピケがドライブするBT52に搭載し1983年のワールドチャンピオンに輝く。
そして「M」カーの元祖であるBMW M1が誕生。その後の「M」の由来になった。F1からルマン、そしてその技術を市販車にフィードバックしてきたのが「M」というブランドなのだ。
そんなBMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、ふたつのカテゴリーがある。ひとつはサーキットでの本格的な走行を可能とした。Mハイ・パフォーマンス・モデル、もうひとつはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルである。
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