別冊ベストカー『Fun to Drive! TOYOTA クラウン SPECIAL』が好評発売中です(税込1500円)。いよいよ「エステート」が発売開始になり、改革クラウンのフォーメーションが完成。それを機に作った「丸ごと1冊クラウンだらけの別冊」です。その本の中から注目記事をピックアップしてお送りします。
文:斎藤 聡、竹岡 圭、清水 草一/写真:トヨタ自動車
【画像ギャラリー】シャコアゲにマッドブラックも! 16代目クラウンの特別仕様車がイケイケだから見てくれ!!(20枚)画像ギャラリー新解釈の高級セダン。日本人が心地よいと感じる乗り心地 斎藤 聡は【セダンHEV】を選ぶ
クラウンを買うなら、セダンHEVの一択。かなり魅力的に僕の目には映っている。スタイルは、すっきりしていて落ち着きとか風格に繋がる空気感を纏っている。
従来のクラウンの流れとは異なる、新しい解釈の高級セダンだが、乗ってみるとFRの乗り味がしっかり作り込まれている。特に興味深く、また心地よく感じたのは新設された「リアコンフォートモード」だ。
かつてのマジェスタのしっとりとした乗り心地を彷彿とさせるプレミアムコンフォートカーの乗り味。最新のプラットフォームのクルマらしく、緩さ、鈍さは一切ないのにしんなり、しっとりした心地よい乗り心地を味わうことができる。ドイツ的高級車の価値観ではなく、日本独自の……というかクラウンがこれまで築きあげてきた、日本人が心地よいと感じる乗り心地が表現されていると思う。 また運転してみても、FRらしい素性のいい操縦感覚とか走りの楽しさを提供してくれる。10速ATのダイレクトなパワー感も◎。意のままに操れるクルマとの一体感を備えている。
●次点/クロスオーバー
僕のイメージから最も遠いところにあるクラウンが、このモデル。クラウンらしからぬ万能性につい魅かれる!
【画像ギャラリー】シャコアゲにマッドブラックも! 16代目クラウンの特別仕様車がイケイケだから見てくれ!!(20枚)画像ギャラリー積載能力高いスポーツのPHEV。給電車として使えるのも高ポイント! 竹岡 圭は【スポーツPHEV】を選ぶ
佇まいはセダンもカッコよく見えたりするのですが、たまに大きな荷物を積むという、私のライフスタイルに落とし込むとセダンは選択肢になく、推しはクラウンスポーツになります。
パワートレーンの選択はPHEVモデル。1充電で90km走れると言われても、集合住宅住まいのため充電器はなく、旨味は薄いかもしれませんが、そこはたまたま充電もできるHEVと割り切って考えればいいのです。パワフルなフィーリングを考えると、ガゼンPHEV。
重量差はありますが、モーターの力強さも違うので、楽しいのは圧倒的にこちらでした。ちなみに普段使いでは、最小回転半径が5.4mと、小回り性抜群なのも魅力的なところです。
また、給電車として使えるのも高ポイントで、どこかで充電してきて目的地で電気製品を使うこともできますし、電池残量が所定値を下回れば、エンジンをかけて自己発電しながらの給電継続もできる。アウトドアでの活躍はもちろん、有事の際の安心感も得られます。
●次点/エステート
荷物を積むならばSUVとワゴンの融合って一番使いやすいですよね。フルフラットデッキはかなり積みやすそうです。
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