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文:ベストカー編集部/写真:ベストカー予想CG、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】流麗なフォルムにウットリ!! 新型RX-7の容姿をたっぷり味わい尽くせ(9枚)画像ギャラリーRX-7×ロータリの名前が久々にカムバック
2023年のジャパンモビリティショーに出展されたアイコニックSPが放った鮮烈なインパクト。その姿をそのままに、いやいや、それ以上に洗練されたスタイリングをまとって登場すると予測されているのが、マツダが開発を進めている次期型RX-7だ。
ベストカースクープ班は一昨年の段階で、マツダがロータリーエンジンを発電用ではなく、直接駆動力として用いるPHEVシステムを開発しているとの情報をキャッチし、その存在をいち早く報じていた。
そのビジョンが具体的なカタチとなって姿を現したのが、2025年のJMSに出展された「VISION X-COUPE」である。
このコンセプトカーはいわゆる4ドアクーペスタイルで、ボディシルエット自体は次期型RX-7をダイレクトに想起させるものではない。
だが、その内側に秘めたパワートレーンは、2ローターのロータリーターボエンジンにモーターを組み合わせたPHEVであることが明らかになっており、まさにスクープ班が掴んでいた情報とピタリと重なる内容だ。
システム出力は510ps。RX-7の心臓として申し分ないどころか、余裕すら感じさせるパフォーマンスと言っていいだろう。
PHEVである以上、モーターのみでの走行も可能で、EV航続距離は180kmを実現するとされる。日常の足としては、ほぼモーター走行だけで完結できるイメージだ。
さらに驚かされるのが、カーボンニュートラル燃料への対応である。マツダ独自開発のCO2回収システム「マツダ モバイル–ボン キャプチャー」との組み合わせにより、「走れば走るほど、待機中のCO2を減らしていく」という、これまでの常識を軽々と飛び越えるコンセプトを掲げているのだ。
一時期は開発凍結が伝えられたロータリーエンジンだが、まずはPHEVの発電用エンジンとして開発が継続され、そこから2ローターターボへと進化。いまやカーボンニュートラル実現に大きく貢献し得る存在として、その価値を一気に高めつつある。
伝統のロータリーが、電動化と環境対応という新時代の文脈を得てよみがえり、再びRX-7のバッジとともに世に放たれる。そのデビューの瞬間まで、首を長くして待ち続けたい。










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