■ラリーの「探り探り」が楽しいし新鮮!
短いサービスを終え、最後のSS4である豊田スタジアムに向かいます。ここでは2台同時に走りますが、その相手は同業の国沢光宏氏のミラ・イースターボです。ここもコースは分かりやすいのでペースノート指示は最小限でドライビング堪能モードに(笑)。タイヤが冷えていたのでスタート後は挙動がわずかに乱れロスしましたが、それ以外はほぼ完璧なドライビングであっという間にフィニッシュ。タイムは全体2位でしたが、1位との差はわずか0.3秒!! 可夢偉選手は「ギアの選択が難しいコーナーが多かった。全体ベストを狙っていたのでちょっと悔しい」とのことでした。
結果は総合で7位、SS1のミスコースがなければ…‥と思う所もありますが、それも含めて「これもラリー」です。
最後に可夢偉選手に全体の感想を聞くと、嬉しそうな表情で「とにかく最高の一日で、滅茶苦茶楽しかったです。レースでは、知らないサーキットを走るということがほとんどありませんが、ラリーのこの“探り探り”が楽しいし新鮮でした。最初はリザルトのことは全然気にしていませんでしたが、終わると悔しさが芽生えたので、チャンスがあったらまた参戦したいと思います」と。筆者もリベンジして次は一緒に表彰台に上がりたい!!
その後、筆者は勝田貴元選手にバッタリ会いましたが、開口一番で「可夢偉選手、大丈夫でした?」と。とても楽しんでくれたこと、そして喜んでいたことを伝えると、「ラリーを好きになってくれて本当に嬉しい」と。
今回のようなモータースポーツのクロスオーバーは筆者も大歓迎です。可夢偉選手のような影響力のあるレーシングドライバーが実際に体感して、ラリーの魅力を色々な形で伝えてくれることにより、今まで知らなかった人/興味を持っていなかった人にも伝わり、結果としてラリーだけでなくモータースポーツ全体がより身近になってくれると嬉しいです。
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