トヨタのプレミアムブランドとして、北米で生まれたレクサス。それゆえ、新車どころか、中古車だって高嶺の花と考えている人は多いのではないだろうか。ところが、そんな心配はご無用。100万円台で中古車を狙えるレクサスだってたくさんあるのだ。
文/木内一行、写真/トヨタ、CarsWp.com
【画像ギャラリー】実はお手頃なレクサスをチェック!(17枚)画像ギャラリー■高い優越感と満足感はプレミアムサルーンならでは「GS(最終型)」
LSに次ぐ大型サルーンとして、日本国内では2004年から2020年まで販売されていたGS。2012年にモデルチェンジし、約8年のモデルライフを送った最終型は、新世代のレクサスを満喫できながら、100万円台で中古車を狙えるお得感のある1台だ。
エクステリアは「ひと目でレクサスと分かる先進かつ洗練されたデザイン」を目指し、スピンドルグリルのほか、踏ん張り感のあるスタイリングを具現化。L字型LEDのクリアランスランプやテールランプは、レクサスブランドの一貫性を表現している。
「エモーショナルな走り」も魅力のひとつ。プラットフォームを一新するとともに新開発のサスペンションを採用し、優れたコーナリング性能と上質な乗り心地を両立した。
エンジンは、3.5リッターと2.5リッターのV6、3.5リッターV6+モーターのハイブリッドという3種でスタートし、デビュー翌年には2.5リッター直4+モーターのハイブリッドを追加。さらに、2016年には2リッター直4ターボユニットも加わった。
そして、チューニングを施した足回りに加え、専用装備を内外装に採用したスポーティグレードのFスポーツもラインナップ。精悍なルックスやキレのある走りは、ドライビングを楽しみたいオトナにぴったりのグレードとなっている。
中古車市場におけるGSの流通量は比較的豊富だ。しかも、100万円台でもかなり選択肢は多い。前期はもちろん、後期だって選択可能。
また、前期であればFスポーツも狙える。プレミアムサルーンの優越感をぜひ味わってほしい。
【画像ギャラリー】実はお手頃なレクサスをチェック!(17枚)画像ギャラリー■怒涛の走りを味わえるV8スポーツセダン「IS F」
レクサスの日本開業時からラインナップされていたIS。2013年にフルモデルチェンジして現在は2代目(海外では3代目)に移行しているが、初代でラインナップされていた派生モデルのIS Fも、じつは100万円台で射程圏内だったりする。
ISをベースにしたIS Fは、クルマの根源的な魅力である「運転する楽しさ」を極限まで追求したスポーツモデルだ。
それを実現するのが、強力なパワートレーンと専用サスペンション、高性能ブレーキなど。
エンジンは423psを発揮する5リッターV8で、組み合わされるミッションは世界初の8速スポーツダイレクトシフト。
サスペンションはダンパー、スプリング、スタビライザーなどすべてにおいて手が入り、ブレーキもブレンボ製キャリパーを採用してさらなるストッピングパワーを実現した。
もちろん、これらの高性能をアピールするエクステリアや上質ながらスポーティさに磨きをかけたインテリアなど、見どころ多数。
強烈な走りと胸を昂らせる内外装、そしてハイブランドらしい上質感は、国内で唯一無二の存在と言ってもいいだろう。
そんなIS Fは2007年デビューだけあり、初期のモデルは200万円以下の物件も多数ある。ただし、その多くは10万kmオーバーなので走行距離の多さはガマンする必要がある。
とはいえ、新車価格750万円オーバーのV8スーパーセダンがこの価格で狙えるのは魅力だ。
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