2024年3月に発売された新型BMW MINI クーパー3ドア。1.5Lガソリン車と、MINIブランドでは日本初導入となる電気自動車(EV)をラインナップ。電動化したMINIはどのように変わったのだろうか?
※本稿は2024年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:森山良雄、BMW
初出:『ベストカー』2024年12月26日号
日本初上陸の電動化MINI
2024年3月に発売された4世代目となるMINIクーパー3ドアは、1.5Lガソリン車に加えて、MINIブランドでは日本初導入となる電気自動車(EV)をラインナップしたのが大きなトピック。そのEV版もMINIらしさは健在なのか? 気になっていたので今回試乗した。
その新型3ドアのEVバージョンは、エンジンモデルとは別仕立ての専用プラットフォームを採用。ボディサイズもエンジン車とは若干異なっていて、ホイールベースは2525mmと30mm長く取られている。
搭載されるモーターとバッテリーは2タイプが用意され、今回試乗した上級グレードの「SE」は218psのモーターと54.2kWhのバッテリーの組み合わせ。前輪駆動のみの設定で、航続距離は446kmとなる。
そして新型3ドアで特徴的なのが、車内のイルミネーションなどを変更できる「MINIエクスペリエンスモード」機能の採用。この機能では3つの走行モードへの切り替えも可能で、最もスポーティな「ゴーカート」モードで急加速するとトルクステアを感じるほどパワフルだ。
乗り心地は多少硬めでフラットさもいまひとつだけれど、俊敏さが感じられる軽快なハンドリングはまさにMINIらしい。オシャレなコンパクトEVが気になる人には注目の一台だ。
●MINI クーパーSE 3ドア 主要諸元
・全長×全幅×全高:3860×1755×1460mm
・ホイールベース:2525mm
・車両重量:1640kg
・駆動方式:前輪駆動
・モーター最高出力:218ps/7000rpm
・モーター最大トルク:33.7kgm/1000-4500rpm
・航続距離:446km(WLTCモード)
・タイヤサイズ:205/50R17
・価格:531万円
※今回の試乗では都内一般道を中心に67.5kmを走行。84%でスタートした電池残量は58%に減り、電費は5.7km/kWhだった。
【画像ギャラリー】らしさはキープしつつ電動化!! ついに日本へと導入されたBMW MINI クーパーSE(24枚)画像ギャラリー
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