生きるうえでのヒントをくれる「ことわざ」を、カーライフに役立ててみようというこの企画。現代ではコンプラ的にアウトなものもあるが、「昔に作られた言葉」ということでご容赦願いたい。ここでは「さ行」のカーライフことわざを取り上げる。
※本稿は2024年12月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ、スズキ、マツダ ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
■死に別れより生き別れ(しにわかれより いきわかれ)→今なお納期が長いニューモデルいろいろ
死に別れもツラいが、生き別れのほうがもっとツラいということ。
何らかの事情で絶対に買えないことが決定しているならあきらめもつくが、「契約したが、納車は3年後」というのは本当にツラい。一概には言えない話だが、納期を優先した車種選びも、ときには必要だろう。
【画像ギャラリー】読めば少し賢くなる自動車情報サイト!! あなたのカーライフに役立つ……かもしれない「ことわざ」事典【さ行】編(20枚)画像ギャラリー■駿河の富士と一里塚(するがのふじと いちりづか)→スズキ ソリオとトヨタ ルーミー
かけ離れていて比較にならないことの喩え。「一里塚」は、街道の一里の目印として土を小高く盛って作った塚のこと。形は似ているが、大きさはかけ離れた一里塚と富士山を比べている。
で、こういうことを言うと無駄に敵を増やしてしまいそうではあるが、スズキのソリオとトヨタ ルーミーは、形こそ似ていても、中身的な差はかなり大きい。ルーミーは、次期型にぜひ期待したいところだ。
【画像ギャラリー】読めば少し賢くなる自動車情報サイト!! あなたのカーライフに役立つ……かもしれない「ことわざ」事典【さ行】編(20枚)画像ギャラリー■前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ)→マツダ CX-80
前の車が覆るのを見て、後の車は戒めにするとの意から、「先人の失敗は後人の戒めになる」という喩え。
硬すぎる足で物議を醸したマツダCX-60の諸々の評価を見た後に出たCX-80は、まさにこのことわざどおりなのかも。
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