生活の指針となる「ことわざ」を、カーライフに役立ててみようというこの企画。ここでは「た行」のカーライフことわざを取り上げる。ぴったりなものからちょっと強引なものまで、ことわざをクルマ関係に当てはめてみた!!
※本稿は2024年12月のものです
文:伊達軍曹/写真:三菱、トヨタ、ポルシェ ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
■便りのないは良い便り(たよりのないは よいたより)→三菱 デリカD:5、トヨタ カローラフィールダーなど
人は何か問題が起こらないと、なかなか手紙など書かないものである。だから手紙が来ないのは無事である証拠で、よい便りと同じであるということ。
これと似たことは三菱デリカD:5にも当てはまる。2019年にはビッグマイナーチェンジを行ったが、それ以降は特別仕様車登場の“便り”をたまに聞く程度。それゆえ「大丈夫か?」と心配になるが、大丈夫である。今なお月販1500~2000台のレベルで堅調に売れ続けているのだ。
そしてトヨタのカローラフィールダーからも“便り”はないが、まあまあ堅調に売れ続けている。
【画像ギャラリー】ことわざを体現したような自動車がいっぱい!! さりげなく披露すれば尊敬を集める「ことわざ」事典【た行】編(20枚)画像ギャラリー■土一升に金一升(つちいっしょうに かねいっしょう)→最近の高額すぎる輸入新車など
土一升の価格が金一升に相当するとの意から、「土地の値段が非常に高いこと」の喩え。そして現在の東京の地価やマンション価格も非常に高額なわけだが、輸入新車の価格も凄いことになっている。
上写真のポルシェ 911カレラ4GTSは、過去の類似グレードであれば1600万円ほどだったが、現行型の新車価格は2365万円。オプションを付けたら軽く3000万円になる。人間、現実を知ってあきらめることも時に重要だ。
【画像ギャラリー】ことわざを体現したような自動車がいっぱい!! さりげなく披露すれば尊敬を集める「ことわざ」事典【た行】編(20枚)画像ギャラリー■桃李言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりいわざれども したおのずからけいをなす)→トヨタ ランドクルーザー
桃や李(すもも)は何も言わないが、その花や実に惹かれて人が集まり、木の下には自然に小道ができるとの意から、「徳のある人のもとへは自然に人々が集まる」ことの喩え。
ランドクルーザーシリーズの人気が高いのも、華やかな現行世代の実力だけによるものではなく、過去のランクルが世界中で“徳”を積んできたからだ。
【画像ギャラリー】ことわざを体現したような自動車がいっぱい!! さりげなく披露すれば尊敬を集める「ことわざ」事典【た行】編(20枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方