ハイエースの電動化は、やれてもハイブリッド化までか
どうしても次期ハイエースを電動化するならば、車両本体価格に大きく跳ね返る駆動用バッテリーを少なくして車両価格の上昇を抑える必要があると思われるが、そんなハイエースを誰が買ってくれるだろうか。
一昨年のジャパンモビリティショー2023では、トヨタ車体が「グローバルハイエースBEVコンセプト」を出展していたが、担当したトヨタ車体の担当によると、「次世代のハイエースは、従来通りにガソリン仕様とBEV仕様とを選べるようにしておくことで、地域やお客様の要望に合わせていきたい」と話していた。現実的には、通常の内燃機関車を選ぶユーザーが大半となると思われるが、それでも選択肢を用意することに意義があるわけで、これが現時点でできる、ハイエースのBEV化の限界だろう。
もちろん、ハイブリッド化の可能性は十分にあると思うし、将来的には水素エンジンという手もあると思う。この手の商用車は、社会インフラとして、今後も必須のモビリティだ。商用車の今後の在り方を示してくれるであろう次期型ハイエースの登場が非常に楽しみだ。
※現行型ハイエースは2024年1月に小変更の改良を実施したが、同月末に発覚した豊田自動織機による認証不正問題により生産と受注を停止。翌月には基準適合が確認され生産は再開されたが、法規対応の遅れなどを理由に一般ユーザー向けの受注は停止していた。それが2025年1月に受注再開した。
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