おそるべきレクサスの新車攻勢!! 新型EVやあの超豪華ミニバンも導入!!

■レクサス「LM」日本上陸はいつ頃か?

 一方、2019年4月の上海モーターショーで発表され注目を集めたレクサス「LM300h」はどうか。アルファード/ヴェルファイアをベースとしたレクサスバージョンのラグジュアリーミニバン。もともと中国市場での高いニーズに対応させるために開発しているモデルで、国内投入はまだ決定していないようだ。

レクサスブランドの象徴であるスピンドルグリルを取り込んだ、迫力のあるフロントマスクが特徴

 アルファード/ヴェルファイアをさらに豪華にした超高級ミニバン。アルファード/ヴェルファイアでは、最上級バージョンで「エグゼクティブラウンジ」を設定しているが、これをベースに、中国の現地仕様では2列シート4人乗りが中心になりそう。富裕層が運転手付きで愛用するのを想定している。

 パワーユニットは2.5L&3.5Lハイブリッドを搭載する。駆動方式は2WD、4WDを設定。トランスミッションは2.5LがCVT、3.5Lは8ATとの組み合わせとなる。日本向けを設定するとすれば2021年後半で、車両本体価格は700~800万円程度となりそうだ。

※編集部注:LM300hの価格は、アルファード/ヴェルファイアのコンプリート車「ロイヤルラウンジ」と同じく1500万円を超える可能性もある

■レクサスの販売現場の声を聞いた

●証言:1首都圏レクサス店営業担当者
 UX300eは、2020年末か2021年初めに日本で発売になると聞いている。UXの売れ行きは好調だから、選択肢のひとつとしてラインアップにあったほうがよいと受け止めているが、日産のリーフが販売に苦労しているので、販売台数自体はあまり期待はできないだろう。

 UXのハイブリッドよりも100万円以上高いし、充電設備の費用もかさみあまり積極的に売り込んでも販売台数は伸びないと思うので、じっくりと時間をかけて販売活動に取り組んで行きたいと考えている。SUVマーケット自体は拡大基調が続いているので、将来的にはEVバージョンのニーズも高まる方向にあると受け止めている。

 LMは、アルファード/ヴェルファイアのロイヤルラウンジをベースとしたラグジュアリーミニバンだ。レクサスブランドにはミニバンは設定しないのが基本方針だったが、最近のマーケットニーズに対応させて、とりあえず要望の強い中国市場で発売することを決めたといえる。ただ、日本で販売するのはまだ決まっていないようだ。投入するとすれば、2021年後半以降になると思われる。

LM300hの内装。超大型のテレビモニターが特徴で、日本に導入されれば、グランエースと同じくタクシーなど法人向けがメインになるだろう

●証言2:都内レクサス店営業担当者
 レクサスUX300eは2020年末にも国内発表され、2021年前半に発売されると予想している。レクサスブランドで最初のEVをSUVであるUX300eに選んだのは賢明だと思う。現在、SUVが近い将来においても最も有望な市場でEVも同様の状況にあるはずだからだ。このためショールームに展示している車両をUX、NX、RXと全部SUV系モデルを揃えているくらいだ。

 10月までの登録台数でも、この3モデルがベスト3となっているので当然だろう。最もコンパクトでリーズナブルな価格設定のUXは、300eが加わることで、シリーズ全体の売れ行きにさらに加速がつくものと期待している。

 LMは高級ミニバンであり、まず要望の多い中国市場に投入され、日本は後回しになると予想している。アルファード/ヴェルファイアのロイヤルラウンジが存在するからである。レクサスにはミニバンを設定しないというこれまでの方針があった。もう少し様子を見ながらどうするか決めることになりそうだ。投入するとすれば、運転手付き仕様の2列シート4人乗りになるだろう。

【画像ギャラリー】レクサスの気になる2台「UX300e」と「LM300h」を詳しくチェック!

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