おじさん運転はやっぱり嫌われる!? [オワコン運転]5選

その4 内掛けハンドル

おじさん運転はどーしても嫌われる!? [オワコンドライバー]と言われるかもしれない運転5選
イマドキはタクシー運転手でもやる人が減った内掛けハンドル。たまーに目撃するのだが、やっているのはおじさんばっかり

 内掛けハンドルとは、ハンドルを内側から持って回すハンドル操作方法。

 年配のタクシー運転手が細い路地を曲がる際に「カチカチ……」と言わせながら内掛けハンドルで曲がっていたのを見た記憶があるが、今でも対向車が内掛けハンドルで曲がるのを見ることがある。

 内掛けハンドルをするのはベテランドライバーが多いと言われる。これは、昔のクルマにはパワーステアリング機構がついていなかった(“重ステ”と呼ばれた)ため、引っぱることで力を入れやすい内掛けハンドルを使う人が多かったのだ。

 しかし、この内掛けハンドルは……

・素早いハンドルの切り返しができない
・エアバッグ作動時に腕を骨折する可能性がある
・どれだけハンドルを回したかがわかりにくい

 上記のようなデメリットも多く、「嫌われる」というより現代では「やってはいけないハンドル操作法」ともいわれている。

 この内掛けハンドルを無意識にやってしまう人は、自身の運転姿勢に問題があるのかもしれない。

 ハンドルと腕が離れてしまっていると内掛けハンドルになりやすいともいわれているので、自身のシート位置を今一度見直してはどうだろうか?

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その5 エンジン始動後の暖機運転

 ここでいう暖気運転とは、エンジンをかけたまましばらくクルマを動かさないこと。

 昔のキャブレター車で、エンジンをかけてすぐに走り出そうとしてもエンストしてしまったりエンジンの吹け上がりがギクシャクすることがあった。

 また、オイルをエンジン内に行き渡らせるためもあり、暖気運転は正しい操作といわれてきた。

 昔はエンジン内部にあるアルミピストンや鋳鉄シリンダーの材質の違いによる熱膨張率の違いからクリアランスを多めにとっていたために、適正温度になってはじめて適正クリアランスになるように設計されていた。

 だからエンジンパーツにも暖気が必要だったのだ。

 しかし、現代のクルマでは、たとえ真冬の極寒時でもエンジンをかけた瞬間からスムーズに吹け上がって走り出すことができる。

 エンジン各部の加工精度も向上し、エンジン制御技術の進化もあり、始動直後と暖気後のエンジンの状態の変化度合いは最小限となった。

 よって、かつてのような10分を超えるようなアイドリングでの暖気運転は現代のクルマでは不要だし、早朝からの暖気はご近所さんに嫌われる可能性もあるのでやらないほうがいい。

 とはいえ、始動直後からのエンジン全開! は各パーツに良くないのも事実。現代のクルマでは、始動後は高負荷をかけずにゆっくり優しく走る“走行暖気”が好ましいとされている。

 走行暖気の時間は、例えば水温計マークのランプがあるクルマの場合。エンジン始動して1分程度で走行開始。

 さらに、エンジン始動直後から青く光っているランプが消灯するまで(だいたい5〜10分程度)は、住宅街を走るくらいのスピードかつ“急”のつかない優しい運転で走るくらいでいい。

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