日本でもおなじみの巨大企業アマゾン。通信販売に始まりIT系ビジネスなどにも広く手を広げているが、まもなくアメリカで無人タクシービジネスを始めるようだ。モノだけでなく人も運び始めるアマゾン。無人タクシー勢力図はどうなる!?
※本稿は2024年12月のものです
文:角田伸幸/写真:ZOOX、テスラ
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
アマゾンが無人タクシー市場に参入!
以前にもお伝えしたが、IT大手のアマゾンが、まもなくアメリカで無人タクシーのサービスを始める。
これまでアメリカではウェイモとクルーズが無人タクシーの営業運転で競ってきた。ところが事故を起こしたクルーズが情勢を大きく後退させたことで、アマゾンがクルーズの座を奪った形だ。
アマゾンは当初、ネバダ州ラスベガスのみで事業を始めると思われていたが、どうやらカリフォルニア州サンフランシスコでもサービスをスタートしそう。
使われる車両は2020年に買収した自動運転ベンチャー「ZOOX(ズークス)」のロボタクシー。かつてクルーズとホンダが共同開発した「オリジン」によく似たゴンドラ型のクルマだ。
とはいえアマゾンの描く将来にはさらなる先がある。同社が日々行っているEコマースの膨大な商品配送を、すべて無人車両に置き換えることこそが真のゴールなのだ。
ロボタクシーはしばらくウェイモとアマゾンがリードしそうだが、2025年にはここにテスラが加わる。中国に負けないよう、有益な競争を行ってほしい。
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