日産の救世主になれるか? 次期エルグランドに期待したい性能と見込み

先進運転支援技術は期待できるのでは!??

 また、先進運転支援も、現行の「プロパイロット2.0」からさらに進んだ、プロパイロット2.5、もしくは3.0相当の技術の設定が欲しいところだ。

 日産自身も、冒頭の発表で「技術革新は将来の収益を支える柱の一つとなる」としており、2026年度までに日産独自のインテリジェントコックピットや新たな運転支援技術の新型車への導入を進めるとしている。また、数年後までにはドアツードアの自動運転技術を導入する、ともしているので、(もちろんドアツードアの自動運転は次期エルグランドには間に合わないだろうが)このあたりはかなり期待できると思う。高級ミニバンのユーザーは、安全性を重視する傾向が強い。一般道までハンズオフ運転の領域を拡げたり、低速走行時のアイズオフ(レベル3相当)を実現するなど、ぜひとも「技術の日産」を見せてほしい。

駐車が苦手な方のためにも、特にLクラスミニバンでは「プロパイロットパーキング」などの装備はほしい
駐車が苦手な方のためにも、特にLクラスミニバンでは「プロパイロットパーキング」などの装備はほしい

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 次期エルグランドが日産の救世主になるためには、威厳と高級感ある内外装のデザインと手ごろな価格のガソリン車の設定がマストだ。このベーシックモデルをしっかりつくった上で、高級グレードも設定し、先進運転支援もまだどのメーカーも実現していないレベルで達成することができれば、次期エルグランドが日産を救うことも大いにあり得るだろう。

 大型ミニバンの先駆者であったエルグランドが、アルファード一強状態の市場をひっくり返すような売れ行きを見せてくれることを期待している。

【画像ギャラリー】2010年デビューは驚き!! いいクルマなのだが、古さは否めない、現行型日産「エルグランド」(15枚)画像ギャラリー

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