最後のロータリーエンジン搭載車だったRX-7の生産終了が発表され、誰もがロータリーの終焉を覚悟した時に颯爽と登場したのがマツダ RX-8だ。4座として考えると若干使いにくい観音開きドアだが、2+2と考えると画期的だった!?
※本稿は2025年1月のものです
文:フォッケウルフ/写真:マツダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
マツダ RX-8(2003~2013年)
50年以上にわたって進化を続けてきたマツダのロータリーエンジンだが、新たなロータリー(RE)の始まり(Genesis)」を意味する「RENESIS(レネシス)」の名を冠した新世代ロータリーを登場させた。
サイド排気/サイド吸気などの革新技術によって、総排気量654cc×2の自然吸気でありながら250馬力を実現し、燃費や排出ガスのクリーン化にも成功。この新世代エンジンを搭載したのがRX-8である。
4ドア4シーターの本格スポーツカーというかつてない価値を具現化したスタイルは、躍動感と緊張感にあふれる造形を基本とした。
いわゆる観音開き式のセンターオープンフリースタイルドアという創意に富んだ独創的な技術により、RX-8は「スポーツカーをフレキシブルに使いこなす」という楽しさと機能をユーザーに提供した。
まさにスポーツカー受難の時代に登場したわけだが、4ドアスポーツというユニークなコンセプトは、この時代を反映したものだった。
●ここがGOOD!!:新開発ロータリー、アグレッシブな観音開きドアなどすべてがチャレンジング!!
【画像ギャラリー】ロータリーEV……そして水素ロータリーへ!! 未来へとバトンを繋いだマツダ RX-8(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方忖度無しのガチバトルで、当時の車好きに熱狂的に支持されていた某バージョンとかベスモとかビデオとかで
完全な格下車やファミリーカーに負けたのが、販売に影響してしまった。速さを求めてる車じゃないのに。
今で言うNDを、価格を揃えてGR86だのインプレッサだのとサーキット競わせたら負けて当然。ジャンルが違うんだから。当時はそこの理解がなかった