運転の楽しさは、理想にかなり近づいているそう
また、R32 GT-Rのエモーショナルなフィーリングに重要なエンジンサウンドについても、オリジナルの直6気筒エンジンのサウンドを録音して流すのではなく、音が鳴るメカニズムを分析し、理論的には鳴らないはずのノイズも含めてつくり込んだそうだ。
BEV化による重量増加分に対応するためには、パワートレイン出力を上げ、必要な制動力を確保するためには、ホイールサイズを16インチから18インチへ大径化してR35のブレーキを搭載した。
運転の楽しさの再現については、日産のレジェンドテストドライバー、加藤博義氏の意見も聞きながら進めているという。現時点はまだ完璧ではなく、課題もあるというが、電動化をしても「運転が楽しい」と感じられるクルマにかなり近づいているそうで、今後は一般の人の反応も確認していきたい、としていた。
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このR32 EV化プロジェクトで得られた知見が新型車に織り込まれたらどうなるのかと考えると、クルマ好きとしてはワクワクするし、元日産エンジニアとしては、こうした活動が日産社内で起こっていることはうらやましい限り。引き続き、R32EV活動に注目していきたい。
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