新生活の前に覚えておきたい免許更新[特別ルール]　75歳からの壁と言われる中身の正体とは？

　新生活が始まるこのタイミングに、知っておきたいのが運転免許更新の際の「特別ルール」。免許を持つみんなに関わることだが、それが課せられるのは75歳から。合格しないと免許更新されないというシステム。「その年齢になるのはまだ先」という方が多いだろうが、今のうちから覚えておきたい。なにせ「75歳からの大きな壁」といわれるほど、難易度が高いものだから。

文：ベストカーWeb編集部／写真：Adobe Stock、AC

【画像ギャラリー】免許更新[特別ルール]75歳からの壁を突破するための[脳活ドリル]集（11枚）画像ギャラリー

■「75歳からの大きな壁」。その正体は更新時に課せられる「認知機能検査」

　冒頭で「75歳からの大きな壁」と表現した特別ルール。その正体は「認知機能検査」。高齢ドライバーが起こす交通事故は減る兆候がなく、認知症が原因というケースは少なくない。その背景のもと、警察庁が75歳以上の免許更新時に義務化しているのが「認知機能検査」だ。

　高齢者にとって正直難しい検査で、何も準備せず、普通にやってパスするのは……至難の業だ。

　上にあるのが「認知機能検査」とほぼ同様の出題。ものさしやオートバイなど、4枚のイラストを約1分間で記憶するのが1セット。続けて同様のことを3セット行い、合計16枚のイラストを約4分間で記憶する。

　そして、「16枚のイラストには何が描かれていたか」を解答する出題内容だ。冒頭で難易度が高い！　と述べた理由はここにある。

　では、どうすれば合格できるのか!?　「日頃からの脳活」が一番の対策で、すぐ入手しやすい「脳活ドリル」が載っている本が最も手短で、強力な相棒となるはずだ。

【画像ギャラリー】免許更新[特別ルール]75歳からの壁を突破するための[脳活ドリル]集（11枚）画像ギャラリー

■脳活は老化防止につながり、「クルマの安全運転」にも役立つ!!

　脳活ドリル。例えば、上にあるのが一例。「穴埋め計算」という脳活ドリルで、空欄に「＋や÷」などの計算記号を入れ、計算式を成立させるものだ。

　ペンなどで書かずに頭の中だけで考えるのが脳活のコツになる！

「画像ギャラリー」にもいくつか「脳活ドリル」を紹介しているので、高齢者だけでなく、家族や仲間同士でチャレンジすれば、きっと盛り上がるはず!!

　日頃からこのような「脳活ドリル」で脳を活性化させることが、「認知機能検査」合格への近道といえるだろう。

　さらに、「『脳活ドリル』は脳と体の連携プレイで成立する『クルマの運転』にも役立ちます」。こう語るのは脳神経内科専門医・塚本 浩先生だ。

　現在、東京医科大学で脳神経疾患の専門診療に携わりながら、認知症の早期発見や予防研究も行っている脳の専門医。

　塚本 浩先生が総合監修する「脳活ドリル」本のなかに、クルマを運転することに関わる脳の役割を次のように伝えており、実に興味深い。

【画像ギャラリー】免許更新[特別ルール]75歳からの壁を突破するための[脳活ドリル]集（11枚）画像ギャラリー

記事リンク

前の記事

今知っておきたい免許更新[措置]　75歳からの大きな壁を突き抜ける[6つの運転脳]の正体

次の記事

今のうちに知っておこう[75歳からの大きな壁]　免許証持つみんなにやってくるんです

次ページは : ■「脳の連携プレイによりクルマは走る」（脳神経内科専門医・塚本 浩先生）