今まで安全上の問題から制限されていた、アンドロイド・オートモーティブOSでのゲームや動画アプリの利用が、いよいよ解禁の方向に進んでいる。条件付きではあるが、将来の自動運転を見据えた車内のエンタメ空間化への第一歩となるか!?
※本稿は2025年2月のものです
文:角田伸幸/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
車載デバイスでの制限を条件付きで解除か!?
以前にも「アンドロイド・オートモーティブOSがシェアを拡大中」と紹介したが、その勢いがさらに増しそうだ。同OS搭載車で、ずっと期待されてきたゲームや動画アプリのダウンロードが、この2025年2月からいよいよ実現するためだ。
補足すると、これはスマホアプリを車載デバイスで楽しめる「アンドロイドオート」の話ではない。アプリを直接車両にインストールする車載OSでの話だ。
アンドロイドオートやアップル・カープレイの利用者ならご存知のとおり、現在YouTubeやネットフリックスといった動画アプリを車載デバイスで利用することはできない。グーグルは「車両が停車しているかどうか」という判定要素を加えたうえで、この制限を解除するようなのだ。
その背景だが、将来の自動運転をにらんだクルマのエンタメ空間化がある。近年の中国製EVやソニーホンダの「アフィーラ1」などが、カラオケやゲーム、動画視聴といったエンタメ性を強力な武器としていることからもそれがわかる。
近い将来、アンドロイドオートやアップル・カープレイでも、同様の措置がとられる日が来るのかも?
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コメント
コメントの使い方う〜ん…停車中しか使えないのに、お子さんは「大歓喜」すると本気で思ってますか?