フロンクス、そしてジムニーノマドとスズキの海外生産モデルが元気いっぱいだ。これら以外にも魅力的なモデルが揃っているのだが、次に日本市場へ導入してほしい1台は彼しかいない!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
次にやって来る海外生産車はどれ!?
スズキのコンパクトSUVとして昨年10月に発表されたフロンクス。もともとはインド市場をメインに2023年1月に発表されたモデルだったが、日本向けにローカライズを実施した上で発売したところ、瞬く間に人気車種となったのはご存知の通りだ。
スズキはフロンクス以外にも、日本導入を発表した直後に注文が殺到して早々に受注停止となってしまったジムニーノマドもインドで先行して発表・販売がなされたモデルとなっている。このようにスズキは海外生産のモデルで人気を集めている車種も少なくない。
海外生産車ということはその生産国が最も需要のあるモデルということになる。しかし海外生産車の中には日本で販売したら一定の需要がありそうなモデルはまだまだ存在している。その筆頭と言えるかもしれないのが、インド市場で高い人気を誇る「ディザイア」というモデルだ。
このディザイアは2008年3月に販売を開始して以来、インド国内で累計270万台以上の販売を記録しているベストセラーモデルで、初代と2代目モデルは「スイフトディザイア」という名前で販売されていたことからも分かるようにスイフトをベースとした派生車種となっている。
日本国内ではハッチバックタイプのみの展開となっているスイフトだが、インドではセダンタイプの需要が高いため、スイフトディザイアは独立したトランクを持つセダンとなっているのだ。
そのため、フロントマスクは基本的にスイフトの派生車種であることが分かるデザインとなっており、スイフトの名前が外れてディザイアとなった3代目もスイフトのイメージを強く残すものとなっていた。
【画像ギャラリー】日本導入熱望の現行ディザイアの隅々まで要チェック!!(27枚)画像ギャラリー多くのクルマ好きが惚れる要素多し!?
しかし2024年11月に発売が開始された現行型となる4代目モデルでは、シャープで先進的な印象を与える精密なディティールのヘッドランプを採用し、サンルーフも設定するなど、スイフトとは異なる魅力を備えたモデルへと進化したのだ。
パワートレインは現行型スイフトにも搭載されたZ12E型1.2Lエンジンを搭載し、5速MTのほか、彼の地で人気の高いAGS(オートギアシフト)も用意されている。
日本ではコンパクトセダンの需要は縮小傾向ではあるものの、一部のユーザーからはまだまだ支持を集めているジャンル。そのポジションを死守していたカローラアクシオの終売もアナウンスされたことで、ディザイアが日本に導入されたらそれなりの需要を集めるのではないだろうか。
そこまで多く売れるわけではないのに、ワゴンRにずっと5速MTを設定し続けるスズキだからこそ、少ならず需要のあるコンパクトセダンを導入する価値はあると思えるのだが、果たして?
【画像ギャラリー】日本導入熱望の現行ディザイアの隅々まで要チェック!!(27枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方そもそも印度の税制に合わせたクルマなので、全長4m
未満でも幅1735mmで日本では3ナンバー。
スイフトみたいに日本専用の幅1695mmに抑えたボディを作るか、スイスポのパワートレインを導入するとか、販売価格を170万円程度からにするとか日本人に刺さるクルマに仕立てでほしいですなぁ
輸入車のスプラッシュやバレーノの売上が芳しくなかったし、セダンでもカルタスクレセントやSX4セダンやキザシで惨敗しているので、教習車かタクシー用途しか需要が見込めない小型セダンに勝機は見えない。他社を巻き込んで、アクシオ、ラティオ、マツダ2セダン、ランサー、グレイスのOEM供給元になれたらなあ。