Aクラスのプラットフォームを使ったバネオ
もうひとつの超絶駄作は、2003年に発売された「バネオ」だ。こちらは初代Aクラスのプラットフォームを使って作られた両側スライドドアのトールワゴンで、全長は初代Aクラスより270mm高い1845mm。
初代Aクラスのハッキリ言ってイマイチなシャシーにそんな背が高いボディを組み合わせ、開口部が広い両側スライドドアなんてものを付けているものだから、バネオのガタピシ感というか「ベンツっぽくなさ」は強烈だった。
だがそんなバネオを「さすがはメルセデス、いいじゃないか!」みたいなホメ方をしている記事をどこかで読み、それ以来自動車メディアも自動車評論家も信用しなくなった筆者だが、それはさておきバネオは、メルセデス・ベンツにしては非常にめずらしい「買ってはいけない車」だ。
だが心配は無用なのかもしれない。なぜならば、今チェックしたところによれば、メルセデス・ベンツ バネオの中古車はすでに絶滅状態にあると思われるからだ。
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コメント
コメントの使い方ベンツ車をステイタスシンボルと思うのは中低後進国民だけ。
スエーデンでもオランダでも、本国でも、タクシーに多くのベンツ、多くはEクラス、が使われています。
もちろん、それは耐久消費財の経済、事故リスク上の合理的考えの元。
日本のように若い平や下級サラリーマン、学生はベンツには乗らず、乗っていたらバカにされるでしょう。
初代Aクラスは横転するという欠陥車であった。
バネオ、元愛車だけれど、悪い車ではなかったけれどなあ……ちょっと癖はあったけれど、もともと飛ばすような車ではないし、車内は広いし、荷物も乗るし。ハンドルはパワステのくせに重いけれど、慣れると気にならないし、割と小回り効くし。高速道路でも淡々と走る分には安定していて乗りやすかったと思う。横風には弱いけれど。
横風には弱い…
もう悪い車の答え言ってるじゃないですか
初代Aシリーズのステアリングシャフトのガタはひどかったですね。新車でも結構すぐに発生し、対策が無い。ディーラーに相談してもシャフトASSY交換(べらぼうに高い)事を言われ、かつ再発すると・・・ 親戚、知り合いに「今のベンツは買っちゃダメ」と言って回ったものです。そこから個人的にベンツとは距離を取ってますね。