マツダのラージ商品群の2台であるCX-80とCX-60。パワーユニットにディーゼルハイブリッドやPHEVを用意する大型SUVだ。大きさの違い以外はよく似た2台それぞれのおすすめグレードとおすすめの買い方を渡辺陽一郎氏が指南する!!
※本稿は2025年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
マツダ CX-80
割安なパワーユニットは、直列6気筒3.3Lクリーンディーゼルターボだ。ハイブリッドは、マイルドタイプなのに4WD同士の比較で実質45万円高い。トヨタは35万円の価格上昇でストロングハイブリッドを選べるからCX-80は割高だ。
Sパッケージは内装の質がほかのグレードよりも大きく下がる。そこでノーマルディーゼルのXD・Lパッケージを推奨する。XD・Sパッケージに比べて価格は約40万円高いが、内装から安全/快適装備まで大幅に充実する。
●おすすめグレード:XD・Lパッケージ
●パワーユニット
・3.3L直6ディーゼルターボ
・3.3L直6ディーゼルターボ HEV
・2.5L直4 PHEV
●ボディサイズ
・全長×全幅×全高:4990×1890×1710mm
●おすすめの買い方:残価設定ローン
数年後の売却額が不明瞭だから、残価が保証される残価設定ローンを使う。
マツダ CX-60
パワーユニットは、ノーマルタイプのクリーンディーゼルターボが割安だ。改良の時に登場したXD・SPは、以前のXD・Sパッケージに10万円相当の価値を加えながら、価格は約31万円高いから避ける。
そこでXD・Lパッケージを選ぶ。価格はXD・SPよりも約10万円高いが、XD・SPに約15万円でオプション設定されるドライバーモニタリングなどを装着して内装も上質だ。
価格がXD・SPに比べて10万円高くても、33万円相当の価値を加えて買い得度は強い。
●おすすめグレード:XD・Lパッケージ
●パワーユニット
・2.5L直4
・3.3L直6ディーゼルターボ
・3.3L直6ディーゼルターボ HEV
・2.5L直4 PHEV
●ボディサイズ
・全長×全幅×全高:4740×1890×1685mm
●おすすめの買い方:残価設定ローン
数年後に売る時の価値が不明確だ。残価設定ローンなら損失を抑えられる。


















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