2026年の自動車業界もそろそろ本格的な動きを見せ始める頃。早いところでは1月の初めあたりに新型を発表したメーカーもある。2026年の自動車業界は順風満帆か? それとも? 国内最大メーカー・トヨタの動向を予想してみよう。
※本稿は2026年1月のものです
文:井元康一郎/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月10日号
マルチパスウェイのひとつ「BEV」強化の年
2025年度は上半期だけでトランプ関税のマイナス影響を9000億円分も受けたものの、収益体質はきわめて堅牢。
その支えの両輪は経営規模の大きさを武器に技術の死角を作らない「マルチパスウェイ」戦略と、クルマの作り分けを低コストで素早く行えるモジュール化「TNGA」の進化。ドル円、ユーロ円など為替相場の円安傾向が長期間続いていることも追い風だ。
長期的には中国メーカーとの電動化競争、自動運転開発の難渋など課題も多く抱えるが、短期的にはこの傾向は変わらず、2026年もトヨタは堅調な業績を上げることだろう。
2026年の動向の注目点のひとつは、マルチパスウェイのなかで唯一欠けていたBEV(バッテリー式電気自動車)のラインナップ拡充が始まること。
BEVのグローバル需要は現在頭打ちになっているが、バッテリー生産の低炭素化などBEVの技術革新は加速しており、そこを弱味にするわけにはいかない。ハイブリッドカーの標準化と並ぶ基幹技術に育てる取り組みが、いよいよ商品にも表れてくるだろう。
【画像ギャラリー】トヨタ一強は2026年も続く!? BEVにも力を入れマルチパスウェイを本格化させる盟主トヨタ(16枚)画像ギャラリー

















コメント
コメントの使い方