大ヒットの理由は「デリカミニ」の名前にあり!! 話題になった三菱 デリカミニって結局良いの??

大ヒットの理由は「デリカミニ」の名前にあり!! 話題になった三菱 デリカミニって結局良いの??

 2023年5月に登場した三菱 デリカミニ。「デリ丸」効果もあって大きなヒットを記録した。2024年6月の改良を経て、登場から約2年、登場時の印象から変化はあっただろうか? 渡辺陽一郎氏と斎藤聡氏に再度評価していただいた!!

※本稿は2025年4月のものです
文:渡辺陽一郎、斎藤聡/写真:三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号

【画像ギャラリー】デリ丸はさらに名犬に!? 登場からおよそ2年が経過した三菱 デリカミニ(16枚)画像ギャラリー

三菱 デリカミニ(2023年5月登場)

eKクロススペースのスキンチェンジだが、ボディ剛性などを含めスーパーハイトワゴン軽として魅力的
eKクロススペースのスキンチェンジだが、ボディ剛性などを含めスーパーハイトワゴン軽として魅力的

●渡辺陽一郎氏の再評価は……アップ!

 2023年5月に発売された後の評価はプラスに転じている。デリカミニはeKクロススペースのマイナーチェンジ版だが、フロントマスクの表情が大きく変わり、SUVカテゴリーの高人気も追い風になって評価を徐々に高めた。

 4WD仕様は、走行安定性を悪化させず、悪路走破力と乗り心地を向上させた。ライバル車になるN-BOXジョイのデザインが個性的で、デリカミニと直接的な競争にならなかったことも幸いした。

 なお2024年6月の改良では、売れ筋グレードのTプレミアムで3万3000円値上げされたが、サイバーセキュリティに関するソフトウェアのプログラム変更を行った。これは作業にかなりの手間を要したから、値上げも納得できる。

●斎藤聡氏の再評価は……ステイ

 eKクロススペースのマイナーチェンジに合わせてエクステリアデザインとともに名前をデリカミニに変更して大ヒットしたモデル。

 クルマにとってイメージと名前がいかに大切かを体現した典型だ。一過性の人気かと思われたが、実はクルマ自体の出来は優秀。軽自動車ながらボディの剛性感の高さが、リアサスのファインチューンにも効果を発揮して乗り心地も向上している。

 4WDは粘性が強めのシリコンオイルを使ったビスカス4WDで、意外なほど強力なトラクション性能を発揮する。ダートや雪道など、悪路走破性も軽自動車と侮れないほど優秀。クルマとしての出来のよさが息の長い人気のバックボーンとなっている。

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