スバル版タントファンクロス!? シフォントライがサンバーの伝統を引き継ぐか!?

スバル版タントファンクロス!? シフォントライがサンバーの伝統を引き継ぐか!?

 スバルのスーパーハイト軽ワゴンとして2016年からラインナップされているシフォン。そのシフォンは現在2代目モデルが販売中となっているが、2024年10月に実施された一部改良のタイミングで新グレードの「シフォントライ」が追加となった。

文:小鮒 康一/写真:スバル、ダイハツ、ベストカーWeb編集部

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往年のスバルファンには懐かしい「トライ」の名前

タントファンクロスのOEMではあるが、シフォントライは運転席ロングスライドシートが標準装備となる
タントファンクロスのOEMではあるが、シフォントライは運転席ロングスライドシートが標準装備となる

 今回新グレードが追加となったシフォンはダイハツからタントのOEM供給を受けて販売されるもので、現在は4代目タントをベースとしたモデルが販売されている。

 すでに通常モデルのシフォンと、ドレスアップモデルのシフォンカスタムがラインナップされていたが、今回追加となったシフォントライはアウトドアテイストを備えたモデルとなっており、タントファンクロスのシフォン版ということになる。

 タントファンクロスは2022年10月のマイナーチェンジ時に追加されているので、およそ2年遅れで待望の追加となった形だ。

ターボはなくとも利便性は抜群?!

トライの名の元祖。サンバートライ
トライの名の元祖。サンバートライ

 そんな新モデルのシフォントライだが、トライという名称は1982年に登場した4代目サンバーのワンボックスモデルに与えられたサブネームとして使用されており、久しぶりの復活ということで往年のファンには懐かしい名前となっている。

 当時のサンバートライはよりRV(レクリエーションビークル)感を強めた仕様となっており、大型サンルーフや4WDをアピールして、今でいう遊びにガンガン使うことができる“ギア感”を強調しており、そんなところがハイゼットのOEMモデルとして存在する現行サンバーではなく、アクティブなアウトドアテイストを持つタントファンクロスのOEMモデルに採用された理由なのかもしれない。

 なお、シフォントライはタントファンクロスのOEMモデルではあるが、タントファンクロスではメーカーオプションとなっている「運転席ロングスライドシート(540mm/シートバックレバー付)」が標準装備となっており、運転席と後席のウォークスルーや、運転席に座った状態での後席へのアクセスなど、使い勝手の良い動線を実現している点はスバルらしいところ。

 一方でタントファンクロスにラインナップされているターボモデルがないのは残念なところだが、リアゲートに備わるトライの専用エンブレムはマニア心を揺さぶるポイントと言えそうだ。

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