知らなかった!!　新車が90万円も安くなる補助金がある!?　去年より増額になった電気自動車などのCEV補助金を深堀る!!

日本の補助金は欧米と比べてどうなのか？

　世界的に見ると今やCEV補助金は減る傾向。例外は中国。表向き、中国は電気自動車の補助金を廃した。これを根拠に「中国じゃBYDに補助金出してないのに日本が出すのはおかしい！」みたいなことを言う人もいる。実際どうか？

　中国の都市部の場合、エンジン車を登録しようとすると100万円以上する権利を買わなければならない。しかし電気自動車なら不要。これが事実上の補助金になっている。

　アメリカなども補助金は減額しているが、朝夕のラッシュ時にガラガラの専用レーンを走れるなどの超魅力的な優遇措置がある。日本はお金だけ出しておしまい。羽田空港なんか200V充電器が5つしかない。この一点だけ見ても、電気自動車を普及させる気を感じない。

PHEVの2025年度の補助金はどうなのか？

　『令和6年度補正予算』のPHEV補助金は、上限が55万円から60万円になった。

　5万円の理由は電気自動車と同じ「環境対応の鋼材を使ったクルマについて評価する」である。満額の60万円を交付されるPHEVは、クラウン、ハリアー、プリウス、RAV4、レクサスRX＆NXの6車種。

　センチュリーとアルファード／ヴェルファイアは高額車ということもあって48万円なり。このあたりのクルマを買う人からすれば12万円の補助金差なんか関係ない？

　三菱アウトランダーとエクリプスクロスのPHEVがともに58万円、マツダ勢が57万円。1万円というビミョウな差の根拠は不明です。輸入車のPHEVは高額車ということで12万円車もある。そんなモンでしょ。