レクサスSUVの頂点に君臨する最上級車:レクサス LX
ランクル300と基本的なメカニズムを共通とする悪路向けのSUV。走破力が優れ、水深70cmの冠水路も走行できる。内装は上質で、エグゼクティブの後席は、中央に大きなセンターコンソールを装着する。
後席の左側にはオットマンも備わり、LSやLMのように、オーナーが後席に座る用途にも適する。レクサスの最上級SUVだ。
●おすすめグレード……600(5人乗り)
ハイブリッドの燃費向上率は16%に留まるため、ノーマルエンジンの600が買い得だ。
多彩なバリエーションを誇る人気モデル:レクサス NX

2024年に国内で最も多く売られたレクサス車がNXだ。プラットフォームの基本部分は、ホイールベースの数値を含めて空間効率の優れたハリアーと共通だから、NXも車内が広い。
前席に加えて後席の頭上と足元の空間にも余裕があり、荷室容量も充分に確保した。その一方で全長は4660mmだから、街なかの運転感覚にも不満はない。
パワーユニットは多彩で、充電の可能な直列4気筒2.5Lプラグインハイブリッド、動力性能に余裕のある2.4Lターボなども選べる。
安価な2.5Lガソリン車なら、485万円のベーシック仕様も用意され(※6月に生産終了予定)、幅広いニーズに対応して人気を高めた。
●おすすめグレード……350h
ハイブリッドの350hは、走りが滑らかでノイズも小さく、機能のわりに安価で低燃費だ。
モーターのよさを活かすEV専用モデル:レクサス RZ
エンジンを搭載しない純粋な電気自動車で、ホイールベースはRXと等しい。レクサスの上級SUVになる。全長は4805mmと大きく、後席の足元空間や荷室も広く、電気自動車でも実用性が優れている。
1回の充電で走行できる距離は、WLTCモードで2WDの300eが599km、4WDの450eは494kmだ。4WDは走行できる距離が短い半面、4輪の緻密な駆動力制御が行われて走りが向上する。
2WDを含めて、モーター駆動だからアクセル操作に対する反応が機敏で、Lサイズのボディにより直進安定性も高い。電気自動車の特長を活かして走りも上質だ。
●おすすめグレード……450e
価格は60万円高まるが、4WDの450eを選ぶ。約10万円の20インチタイヤも加わる。
2Lハイブリッド搭載の都市型SUV:レクサス UX

全長を4.5m以下に抑えたコンパクトSUVで、全幅は1840mmとワイドだが、最小回転半径は5.2mに収まる。全高も1540mmだから立体駐車場を利用しやすい。都市部に住むユーザーに適したプレミアムSUVだ。
内装は上質で、インパネの中央をドライバー側に傾けるなど、車両との一体感も得やすい。
パワーユニットは、直列4気筒2Lハイブリッドを搭載する。実用回転域の駆動力に余裕があり、WLTCモード燃費は、2WDの売れ筋グレードが26.3km/Lと良好だ。
改良を受けてカーブを曲がる時の後輪の接地性と乗り心地を改善、商品力を高めた。
●おすすめグレード……バージョンC
前席の電動調節機能などの装備を充実させて、価格を500万円未満に抑えている。


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