2005年8月、日本上陸を果たしたレクサス。2025年は上陸から20年の節目の年となる。そこでここでは、レクサスの全SUVモデル&ミニバンを一気にご紹介する。人気カテゴリのSUVだけあって、粒揃いのラインナップが用意されている!!
※本稿は2025年4月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号
※諸元データのMはモーターです
レクサス最小クラスを担うSUV:レクサス LBX
LBXはレクサスのなかではボディが最も小さく、全長は4190mm。最小回転半径も5.2mだから、混雑した街なかでも運転しやすい。
外観はSUV風で室内高にも余裕があるが、全高は1545mmだから立体駐車場も利用しやすい。後席は広くないが、大人の4名乗車は充分可能だ。
エンジンは直列3気筒1.5Lを使ったハイブリッドで、3気筒特有の粗いノイズが時々聞こえるが、耳障りには感じない。
内装の作りも上質だから「小さな高級車」の雰囲気を感じさせ、販売店では「レクサスのLSやRXのお客様がセカンドカーとして買うことも多い」という。
●おすすめグレード……エレガント
安全装備は上級グレードと同じ内容で、価格はレクサスで最も安い420万円に抑えた。
GRヤリス譲りのパワーとフットワーク:レクサス LBX MORIZO RR
コンパクトSUVのLBXをベースに開発されたスポーツモデルで、直列3気筒1.6Lターボエンジンと4WDを搭載する。
動力性能は実用回転域の駆動力が高く、4Lエンジンに相当するから力強い。カーブを曲がる時は、後輪を確実に接地させたうえで、進行方向がステアリング操作に対して正確に変わる。上質な走りを楽しめる。
レクサスを代表する大型高級SUV:レクサス RX

RXは前輪駆動ベースであるレクサスのSUVで、ボディが最も大きい。全長は4890mm、全幅は1920mmに達する。
車内も広く、前席に加えて後席のシートヒーターも大半のグレードに標準装着した。荷室長は1043mm、荷室最大幅は1410mmとワイドで積載性も良好だ。
パワーユニットは直列4気筒2・4Lターボ、ターボハイブリッド、2・5Lハイブリッド、プラグインハイブリッドと豊富だ。
ターボハイブリッドのシステム最高出力は371psで、滑らかに力強く加速する。ワイドなボディで直進安定性に優れ、4名で長距離を移動する用途に適する。
●おすすめグレード……350hバージョンL
上質なRXには、静かで滑らかな走りと低燃費を特徴とした2.5Lハイブリッドがふさわしい。
V6・3.5Lツインターボの本格クロカン:レクサス GX
レクサスの悪路向けSUVで、ランドクルーザー250と共通点が多い。後輪駆動をベースにしたフルタイム4WDを搭載して、悪路で駆動力を高める副変速機も備わる。最低地上高が215mmだから、悪路のデコボコも乗り越えやすい。
パワーユニットはV型6気筒3.5Lツインターボで、ランドクルーザー250に比べると動力性能を大幅に高めた。
オーバートレイルは悪路向けの装備を充実させ、スタビライザーを電子制御するE-KDSS、後輪のデフロックなども採用する。悪路の走破力を追求して、なおかつ内外装の上質なプレミアムSUVに仕上げた。
●おすすめグレード……オーバートレイル
GXなら悪路走破力を高めたオーバートレイルだ。価格はバージョンLよりも75万円安い。

































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