色褪せを防ぐ、もしくは進行させないためには?
まったく乗らず、屋内保管でもしない限り劣化をなくすことは不可能。多くの人は屋外保管のうえ、乗れば紫外線や赤外線を浴びることは必至。
そんな状況下に置かれる愛車の色褪せを防ぐために知っておきたいことは以下の5つ。
1.色褪せしにくい色や塗料のクルマを選ぶ
色褪せを気にして、好きでもない色や塗料のクルマを選ぶ人は少ないだろうが、先にもいったが色褪せしやすい色や塗料は確かにある。
よって、そんなクルマを愛でることになったら次のことに注意すべし!
2.間違った洗車方法を見直す
洗車はある意味「ブラシで擦って細かなキズをつけるだけ」ともいえるが、屋外で乗る以上クルマは汚れてしまうもの。となると日常使用のクルマの洗車は避けられない。
とはいえ塗装面の細かなキズは紫外線による劣化を促進させるので、可能な限りキズをつけない洗車を心がけたい。
よって、洗車前に汚れを流水で流すことなくいきなり泡まみれのスポンジで擦り始めたり、洗車後の水滴をきちんと拭き取らないまま走り出す……ことはやめておきたい。
さらに意外とやってしまいがちなのが、バケツの底に残った汚れを再度スポンジに含ませてボディをこする行為。
汚れたスポンジには細かな砂や金属片なども含まれており、バケツの水でスポンジを濡らす場合は「上澄み」で濡らすこと。
さらに、これからの夏の炎天下での洗車は、水分で濡れたボディを拭き取る間もなく乾いてしまうので、水アカや塗装面を傷めるウォータースポットができやすくなる。これからの季節の洗車は日差しの弱い朝や夕方に行うことを心がけたい。
3.プロによるボディコーティングでクリア層を保護
劣化が進むクリア層の保護・強化にはボディコーティングがお薦め。
特に、ガラス被膜を形成するガラスコーティングは、市販品もあるが、硬化まである程度の時間を要し、その間は雨に降られないようにする必要がある。
また、コーティング作業の前にしっかりと油分や汚れを落としておかないと被膜がうまく形成されない、ムラになるなど扱いが難しい部分もある。
よって、ここは専門のプロに任せるべき。
ガラスコーティングを施工すると、「洗車がラクになる」「汚れがつきにくくなる」「親水性のコーティングでは水シミがつきにくくなる」など利点は多い。
4.カーポート設置やボディカバーを利用
色褪せの原因となる紫外線からクルマを守るためにカーポートを設置するのは有効。だがスペース的な問題、資金的な問題もあるためあまり現実的ではない。
そこでボディカバーの利用も考えたい。
しかし、駐車場の路面状況が未舗装の場合、雨が降った後などはボディカバー内のクルマには湿気がこもってしまう。湿気はサビの原因にもなるため、路面状況によってはボディカバーはお薦めできない。
さらに、風によってボディカバーがバタつくとカバーとボディが擦れることで細かなキズがボディにつく可能性もあることから、ボディカバーを使う場合は素材を吟味すべし!
5.ある程度進行した色褪せにはカラーワックスで応急処置!
色褪せの対処法として、劣化した塗装面に市販のカラー顔料を埋めて色ツヤを復活させる方法がある。
作業は通常のワックスがけと同様に顔料入りワックスを劣化した塗装面につけて拭き取るだけと簡単。
ただし、劣化した塗装面を埋めたカラー顔料が永久的に効果を持続するわけではないので、「また白ボケが進んだな……」と思ったら再度カラーワックスを使う必要があるのが難点ではある。
最新のクルマではあまり色褪せを気にする必要はないが、発売からある程度経ったクルマ、色褪せしやすい色のクルマを愛でることになったら上記は知っておきたいもの。
【画像ギャラリー】色褪せを防ぐためのコツは?(8枚)画像ギャラリー








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コメントの使い方欧州でのコーティングの主流は、ポリマー系です。(ガラスコートハ10年前の話)現在のポリマーコートは水性でありながら、最後は水を流して硬化させると言う優れモノ。