万が一のときの対処法──頼るべきは “JAF” と “消費者ホットライン188”
トラブルを未然に防ぎ、被害を最小限に抑えるためには、ネット上の表示価格に飛びつく前に以下の手順を必ず確認しよう。
■まずはJAFや契約する保険会社へ連絡
日本自動車連盟(JAF)会員なら、以下のロードサービスが追加費用なしで受けられる(2025年6月時点)。
バッテリー上がり…会員無料/非会員21,700円
パンク交換(スペア1本)…会員無料/非会員25,630円
キー閉じ込み開錠…会員無料/非会員25,630円
燃料切れ給油…会員は燃料代のみ/非会員32,610円
故障車けん引…会員20kmまで無料(以降1km毎830円)/非会員27,700円~
※サービスカー通行料・燃料代別途
年会費4,000円ほどでこれだけのサービスが受けられるため、急なトラブル時にまず頼れる安心感は非常に大きい。また、JAFの掲示する「非会員価格」は、一般的な相場価格として理解しておこう。つまり、この価格より明らかに安い場合は「なんらかの理由がある」と考えておくべき。安さに釣られないようご注意を。
■事前に“正しい見積書”をかならず書面で確認
Web広告や電話説明だけで安心せず、現場到着前に「作業内容」「追加費用条件」「キャンセル料」などを口頭だけでなく書面(メール・SMSでも可)で提示してもらい、サインしよう。ここで金額が曖昧な業者は要注意。
■支払いを迫られたら冷静に対応
事前説明と異なる高額請求は「納得できる額でなければ支払いを拒否する」意思をはっきり示し、可能なら写真や録音で証拠を確保。身の危険を感じる場合は無理せず110番通報も検討しよう。
■それでも困ったら “消費者ホットライン188” へ
不当請求や説明不足によるトラブルは、訪問販売にかかるクーリング・オフ適用の可能性もあります。全国共通の消費者相談窓口「188(いやや!)」番に電話し(スマホからでもOK)、最寄りの消費生活センターへ早めの相談を。専門スタッフが適切なアドバイスや手続き方法を教えてくれる。
まとめ
インターネットで簡単に価格を比較し、すぐに呼べる便利さの裏には、表示価格と実際請求額のギャップという“大きな落とし穴”が潜んでいる。業者選びの第一歩は「頼れるサービスに正しく加入すること」。JAF会員なら多くのトラブルに備えられ、非会員であっても正規料金を支払うことで「安心」を手に入れられる。
万一のときは、冷静に事前見積もりを確認し、「188」番で専門相談を。愛車トラブル時の頼れる手順を知って、安心・安全なカーライフを守りましょう。


コメント
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ただ、このような手口に引っかかる人達はそもそもベストカーWEBなんて見ないんだろうな。
昔のインターネットなんて無い時代は何かあったらJAFを呼べ、だったんですけどね。
もう1、2年前から問題になってますよ笑
うちの知り合いもタイヤがパンクして電話したらタイヤ1本4万円って言われてました(軽自動車)下手すりゃ4本買えますね
知識のない女性やお年寄りだとそんなもんかと思ってまうのかな?
任意保険のロードサービス使えば問題解決なんですが加入してるのに知らないひとが多いのですかね?