2024年6月に登場したホンダ フリードは、取り回しと快適さを両立させたミニバン。パワーユニットは1.5Lの自然吸気と、同じく1.5LのHEVを用意するが、価格差と燃費でちょっと迷うところ。クルマの専門家ならどちらを選ぶだろうか!?
※本稿は2025年5月のものです
文:P.U.特徴解説・片岡英明、おススメP.U.と採点・渡辺陽一郎/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
どんなパワーユニット?
●1.5L直4 NA
・エンジン最高出力:118ps ・エンジン最大トルク:14.5kgm ・WLTCモード燃費:16.5km/L
●1.5L直4 HEV
・エンジン最高出力:106ps ・エンジン最大トルク:13.0kgm ・モーター最高出力:123ps ・WLTCモード燃費:25.6km/L
主役は、優れた熱効率を誇る1.5LのLEB型直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンに駆動用と発電用、2つのモーターを組み合わせたハイブリッドのe:HEVだ。電気式の無段変速機だが、力強い加速を引き出せるステップ変速制御を採用した。「エアー」のFF車はWLTCモード燃費が25.6km/Lと優秀。
ガソリン車は1.5Lエンジンに無段変速機のCVTを組み合わせている。価格は40万円ほど安いが、燃費は16km/L台にとどまった。駆動方式は、どちらもFFと4WDを用意する。
2種どっちがおススメ?
現行フリードが発売された時点で、e:HEVエアーEX(6人乗り)の価格は、NAガソリンエンジンのエアーEXよりも34万9800円高かった。それが値上げされ、今はe:HEVエアーEXは、NAガソリンエンジン車を39万9300円上まわる。
購入時に納める税額は、e:HEVが安いが、実質価格はガソリンよりも約29万円高い。それでもこの実質価格差は、約8万kmを走ると燃費のよさで取り戻せる。そのうえ、e:HEVは、NAガソリンエンジン車に比べて加速が滑らかでノイズも小さいから買い得だ。
■ホンダ フリード採点チェック
●1.5L・NA
・動力性能:5点 ・快適性:6点 ・コスパ:6点 ・総合力:6点
●1.5L・HEV
・動力性能:7点 ・快適性:7点 ・コスパ:7点 ・総合力:7点
★1.5L・HEVがオススメ!


















コメント
コメントの使い方ガソリン車とハイブリッド車、下世話な如何ほどで差額回収とかって説明やめませんか?
この二者はまったくの別物と感じます。
ハイブリッド化にあたり、手を加えられた箇所や内容を良く吟味出来る様な内容が欲しいですね。
そもそも、ハイブリッドにして燃費で差額をペイしようと考えてる人って居ます?
因みに私は歴代20万㎞オーバー走行してしてますけど・・・
8万キロ走る人がどれだけ居るのか。それに実燃費で考えないと意味無いのでは…。