誰もいないはずの後部座席から鳴き声が
最後は筆者の実体験を一つ。
肌寒い秋口定期点検を終え自宅へ帰る途中の出来事。お店を出て400mほど走行すると誰もいないはずの後部座席から「ニャーン」と音がする。近くのコンビニにクルマを止め、懸命に猫の姿を探すが見当たらない。
諦めて走り出すと、また「ニャーン」と聞こえてきた。なんだか薄気味悪くなってきたので、一度ディーラーへ戻ることに。
ディーラーで事情を話すと、整備士総出で「ニャーン」の発信源を探すことになった。車内にはおらず、クルマをリフトアップしてみると、リアサス周辺のフレーム部分に子猫が一匹、ちょこんと座っていた。よくここへ入り、走行で落ちなかったなと感心しつつ、奇妙な現象の原因がわかり安堵。
猫がエンジンルームに入る、タイヤの上に乗るなどはよくあるが、フレームに乗るというのはあまり前例がなさそう。もし走行中に猫が落ちていたら、怪我どころでは済まなかっただろう。エンジンルームだけではない、猫バンバンの必要性を筆者は悟った。
ちなみに猫は周辺住宅の迷い猫で、今回の一件で無事に保護され、飼い主のもとへ戻ったという。不幸な事故で化け猫にならなかったのは、本当に良かった。
クルマにまつわる奇妙な話は、他にもたくさんあるだろう。伝説や不思議な現象は、また折をみて紹介していきたい。

コメント
コメントの使い方贔屓のディーラーマンも、店に来ると何故か症状が消える話は無限に体験してきたと言ってましたね。
また、客との同乗では確かに症状があって、いざ修理工場に持ち込んだらピタッと出なくなり、その後は何度試走させても問題なく、仕方なく返したらその日のうちに客から再発連絡あったという話も聞きました。