新型ムーヴが話題だけど! ワゴンR・N-WGN・ムーヴキャンバス・N-BOXを徹底比較!! ハイトワゴンの違いを丸裸に

ホンダ N-WGN

ホンダ N-WGN
ホンダ N-WGN

 燃料タンクを前席の下に搭載したから荷室の床が低く、後席の下にも空間があり、幅が約1mの大型アンダートレイを装着した。傘や靴を収納できて便利だ。

 また荷室の床が低いから積載性はスーパーハイトワゴン並みだ。ボードを上段に装着して後席の背もたれを倒すと広く平らな荷室になり、その下にも収納スペースがある。

●ベストカー編集部のユーティリティチェック:消えてしまった便利機能

 「コレ!」といった特徴がないが、強いて挙げるなら、現行N-BOXで廃止となってしまった押し出し式ドリンクホルダーが使えることか?

ダイハツ ムーヴキャンバス

ダイハツ ムーヴキャンバス
ダイハツ ムーヴキャンバス

 全高が1700mmを下まわるハイトワゴンだが、後席にスライドドアを装着した。スライドドアの開口幅は実測値で53cmだから、N-BOXの62cmに比べて狭く上下寸法も下まわるが、乗降性に不満はない。

 GとGターボには、保温機能付きの「ホットカップホルダー」、背もたれと座面を暖める前席シートヒーターなども標準装着する。

●ベストカー編集部のユーティリティチェック:長距離ドライブにはもってこい

 運転席と助手席の背後にはマックス3kgまで可能なフックが付いており、ゴミ袋などを吊るすのにちょうどよく使えるのが嬉しい。

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX
ホンダ N-BOX

 リアゲート開口部の下端は自転車を積みやすいように少し傾斜をつけた。後席の背もたれを前側に倒すと座面も下がり、低床設計と高い天井で大容量の空間。

 燃料タンクが前席の下にあるため、後席を持ち上げると車内の中央が広い空間になり、スライドドアから背の高い荷物も積める。積載性を重視するユーザーに適する。

●ベストカー編集部のユーティリティチェック:出先の休憩で大活躍!!

 N-BOXはリヤシートにテーブルがふたつ。しかもひとつに対してふたつのドリンクホルダーが付いており、休憩中に食事をする際には便利。リアサイドポケットもドリンクホルダー付き。

走って座って後席チェック!!

 N-BOXは設計が比較的新しく、先代型で不満のあった後席の座り心地と足まわりの伸縮性を改善した。価格も高くコストも費やしたから、今回の試乗車では乗り心地が最も快適だった。

 しかしハイトワゴンも負けていない。特にムーヴキャンバスは開発コンセプトにリラックスして使えることを挙げており、先代型を含めて乗り心地は適度に柔軟だ。運転するとステアリング操作に対する車両の反応は鈍めだが、後席の着座姿勢を改良すれば快適性はスーパーハイトワゴン並みに高まる。

 N-WGNはタイヤが路上を転がる音が少し大きい。細かなデコボコも伝えやすいが、段差を通過した時の不快な突き上げ感は抑えた。

 ワゴンRは段差での突き上げ感が大きめで、乗り心地が少し粗く、後席ではより顕著となる。電動パワーステアリングの操舵感なども含めて、全般的に設計の古さを感じる。

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