埼玉県越谷市と栃木県宇都宮市を結ぶ、新4号国道(通称新4号)。地平線が見えそうな3車線の長い直線、整備の行き届いたオーバーパスにより、高速道路のような感覚で巡行できます。コスパとタイパに優れる道路としてマニアの間で知られている、新4号の安全な走り方を紹介します。
文:奥野大志(Team Gori)/写真:奥野大志(Team Gori)、写真AC
制限速度は60キロ!! 一番速いクルマにならないように注意
新4号の制限速度は60km/h。走った経験がある方はご存じだと思いますが、実勢速度はそれ以上です。それでも速度違反は取り締まりの対象になりますし、そもそも危険。制限速度付近で巡行し、一番速いクルマにならないようにしましょう。
オービスや白バイの取り締まりも行われており、今回の取材でも白バイの姿を複数確認することができました。前が空いているからといって、調子の乗り過ぎは絶対NG。一般道を走っていることを忘れないでください。
並行する側道を横切る時はクルマや歩行者に注意
新4号の大きな特徴と呼べるのが並行して走るナゾの側道。全区間にあるかどうかは未確認ですが、茨城県内に多いような気がします。なぜ、ナゾかと言うと、クルマが走っているところを見たことがないから。上の写真の場所は、交差点の手前で「止まれ」の標識があり、公道であることがわかりますが、初めて走る人は空き地と勘違いするかもしれません。
コンビニやガソリンスタンドなど、新4号沿いの商業施設に入るには、この側道を横切って進入する必要があるので、注意が必要です。また、その逆も然り。普段は農業用の車両などが走っていると思われるので、走行車両を見つけた場合、こっちを認識してくれているかちゃんと確認しましょう。
ガソリンスタンドがない区間がある
新4号沿いには普通にガソリンスタンドが点在していますが、一部ガソリンスタンドがない区間があります。そのため、大丈夫だろうと油断していると、あっという間にメーター内の航続可能距離がゼロになり、真っ青になることも。最後の最後に現れたガソリンスタンドはまるでオアシスのようでした。
いいペースで走っている時や、まわりにクルマがいない時は止まりたくないのがクルマ好きの性。特に信号が青なのに減速してガソリンスタンドに入るのはもったいない気がします。ただ、速度域の高い新4号でのガス欠は非常にリスキーで、まわりのクルマに多大な迷惑をかける可能性があります。無理せず、早め早めの給油を心がけましょう。
使い勝手のいい新4号ですが、ローカルルールは確実に存在します。慣れてきても自車とまわりへの注意を怠らず、安全運転で新4号ドライブを楽しんでください。






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