夏場だけでも、抜いておいたほうが〇
NEXCO中日本は、「ETCカードを車載器に差し込んだままにされますと、車内温度などの影響で、カードが変形・使用できなくなる場合があります。また防犯上からも、車から離れる際には車載器から抜き取り、ドライバーご自身が携帯されるようお願いします。」としています。
また、ETCシステムに関する業務を行っている一般財団法人 ITSサービス高度化機構が運営するETC総合情報ポータルサイトでも「ETCカードはクレジットカードと同じ性質を持っています。防犯上からも車内に放置しないでください。また放置すると、車内の熱などがETCカードに悪影響をおよぼし、データエラーの原因となることもあります。」とされています。
このほか、ETCカードを発行するクレジット会社も、たとえば、三井住友カードの場合は、ETC特約(個人システム型)の利用規定のなかで、「次の場合は、当社はてん補の責を負いません」とし、「会員又は使用者の故意若しくは重大な過失に起因する損害。なお、会員又は使用者がETCカードを車内に放置していた場合、紛失・盗難について、会員に重大な過失があったものと見なします。」との記載があり、ETCカードを挿しっぱなしにしておいて盗難に遭っても、補償はされないということは認識しておかなければなりません。
先ほども触れたように、昨今は料金所で車両ナンバーが記録されているため、盗んだETCカードを使えばすぐ犯人がわかってしまいますが、使用者が止めるまでは使うことができてしまうため、(足が着くことも前提で)犯罪等に使われてしまうことは考えられます。
もちろんETCカードを頻繁に利用する場合は、抜き挿しを頻繁にすることによるリスクも考慮する必要があるかもしれませんが、挿しっぱなしにしておくことによるリスクも考慮しなければなりません。真夏の車内は、場所によっては80度に達するほど、灼熱となります。車内が灼熱となる夏場だけでも、抜いておいたほうがいいかもしれませんね。
【画像ギャラリー】ETCカードは毎回抜け!! 挿しっぱなしで起こるトラブルと損害(7枚)画像ギャラリー







コメント
コメントの使い方そんなことより、ictagもネットワーク化されてる時代、高価な車載器の押し売りはいい加減やめて、スマホ通信のできる、gpsアンテナくらいの大きさにしてくれませんかね