猛暑の車内で背中や太ももの蒸れを防ぎ、涼しさを提供するシートベンチレーション。2025年現在では高級車だけでなくミドルクラスにも搭載が広がっています。なぜ今、多くのドライバーが「手放せない」と感じているのか、その魅力と最新搭載車リストをご紹介します。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】一度味わうと病みつき! 後付けで小型ファン付きのシートクーラーカバーがあるゾ!(4枚)画像ギャラリーもう手放せない!シートベンチレーションの魅力とは
シートベンチレーションとは、シート内部のファンで外気や冷気を循環させ、背中や座面を快適に保つ機能のことです。特に夏場は、エアコンの冷気が届きにくい背中や腰回りの蒸れを軽減し、ロングドライブでも爽快感を持続させてくれます。シートヒーターもぬくぬくで冬場は必需品ですが、シートベンチレーションも夏場に必須の装備となってきています。
実は筆者の愛車にもシートベンチレーションが付いています。この酷暑のなか、毎回乗り度に、幸せを感じています。なんといっても背中のシャツが汗びっしょりということがなくなったのです。
走り出しからわずか数分で涼しさを感じられ、汗ばみがちな背中の不快感が軽減されることに驚き。かつては高級車向け装備というイメージが強かったシートベンチレーションですが、近年は普及が進み、ミドルサイズSUVやコンパクトカーでもオプション設定されるケースが増えてきました。
普及の背景:なぜ今、シートベンチレーションが求められるのか?

背景には、猛暑の長期化と車内温度上昇の深刻化があります。真夏の車内温度は70度近くに達することもあり、シート表面の温度も40〜50度を超えることがあります。
このような環境下で従来のエアコンだけでは十分な快適性を確保できず、特にレザーシート車では「熱気がこもる」という不満の声が多く聞かれていました。
さらに、健康面からもシートベンチレーションは注目されています。体温調節がスムーズになり、熱中症リスクの低減にも寄与するとされており、高齢ドライバーからも「体が楽になった」との声が寄せられています。
後付けシートクーラーも販売されている
このシートベンチレーションは、一度味わってしまうと病みつきになる代物。とはいえ、現在の愛車に装備されていないとなれば、後付けパーツはないのかと思ったアナタ。Amazonで探してみたらありましたよ。シートクーラーカバーの価格は5000~8000円前後。
シートに座面、背もたれにかけるタイプで、シートクーラーカバーのなかに小型ファンが2個から16個まで商品によって装備されるファンの数は異なっています。座って電源をシガーソケットやUSBに接続すれば、内蔵ファンが風を座面に送ってくれる仕組みです。
口コミを見てよさそうだったのが、約6300円のシートクーラーカバー。なんと16枚の強力なファンが付いていて3段階の風量が調整できる。電源はDC12V/24V兼用。動作音が静かで、座席にしっかり固定でき、快適な乗り心地だそうです。







コメント
コメントの使い方私も愛用してきた後付けシートカバーですが、欠点もあります。
座面がとにかく硬いので、尻や背中が筋肉でしっかり覆られている人なら快適さが勝ちます。が、脂肪があるほど長時間は耐え難くなっていきます。
ですから昔あったRECAROの電動ベンチレーションシートが後付け最強なのですが生産終了、
純正の柔らかいシートで機能があるマツダやトヨタの上位車種や、プリウスやカローラなど一部が、とても羨ましい。
コースターにレカロのベンチレーションシート使ってますが、効果は今一だと思います。
よ~く気を付けると空気が動いてるのを感じる程度。
会社に聞いてみたら、腰を冷やさないのが社是!と言われました。
だったら売るなよ、高いんだから!と思いましたよ(あ、だから今は売ってないのか?ついでにこのシート、腰もお尻も痛くなります)。
そうなのですね! 仰る通り、高額ですよね(笑)
確かに、RECAROでも痛くなるシートありますし、体型に合わない時もあります! いろいろ試座したいです。
個人的にはベンチレーションって、走り込みで夢中になってる中、背中や腰回りで空気が動いてるだけでも快適さが段違いだと感じてました。
より良い製品に巡り合いたいので、エイヨー様の貴重な情報、助かります!