誰でもいつかはその日が訪れる!? 人生の最後に選びたいクルマたち

誰でもいつかはその日が訪れる!? 人生の最後に選びたいクルマたち

 やや不定期気味に開催している、ベストカーのクルマランキング。ここでは3名の自動車評論家のみなさまに、自身のカーライフの最後に乗りたい「終活カー」を、ベストワンと次点の2台選んでいただいた。あのクルマの人気にビックリ!?

※本稿は2025年7月のものです
文:鈴木直也、清水草一、大井貴之/写真:マツダ、トヨタ、スズキ、スバル、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月26日号

【画像ギャラリー】ダントツのナンバーワンが決定しちゃいました!? 人生の最後に選びたい「ラストワン」の一台(24枚)画像ギャラリー

鈴木直也氏の「終活車」……マツダ ロードスター

鈴木直也氏の終活車はマツダ ロードスター。2023年に大幅改良を実施。レーダークルーズコントロールを追加
鈴木直也氏の終活車はマツダ ロードスター。2023年に大幅改良を実施。レーダークルーズコントロールを追加

 ぼくのクルマ好きの原点は、小学生のころ流行ったスロットレーシング(24分の1スケールの電動模型レーシングカー)。というわけで、究極的にはシングルシーターレーシングカーこそ理想の終活グルマです。

 でも、現実はそんな夢みたいなこと言っていられないので、お手頃価格でもっとも理想に近いのがNDロードスターというわけ。

 ぼくはNDこそ近代スポーツカーの最高傑作と評価しているから、選択に迷いはぜんぜんないですね。

 次点のGRカローラは、いろんなシガラミ(4人乗せたり、荷物を運んだり)があった場合の選択。そういうクルマはGRカローラ以外にもいろいろあるけど、いちばん走りに刺激がありそうなのが選択理由です。

清水草一氏の「終活車」……スズキ スイフト

清水草一氏の終活車はスズキ スイフト。CVTに加えて、国内では数少ない5速MTモデルも用意
清水草一氏の終活車はスズキ スイフト。CVTに加えて、国内では数少ない5速MTモデルも用意

 人間、人生の終盤にはエネルギーがなくなり、癒しを求めるようになる。「そんなことじゃダメだ! 年を取っても脂身たっぷりの肉を食え!」と言われても、淡白なおさかなさんが食べたくなっちゃう。人間、無理は禁物です。素直に生きましょう。

 スイフトは実にステキな白身魚だ。きわめて実用的かつ欧州車的な走りで、もちろん若者が乗ったっていいけど、終活には超ピッタリ。こんなクルマに乗りつつ年を取りたい。

 んでロードスターは、スポーツカーの白身魚。こっちも総合的に見て、掛け値なしに世界一のスポーツカーだと思うけど、パワーを追わないライトウエイトなコンセプトは、終活にも最適だ。

大井貴之氏の「終活車」……マツダ ロードスター

大井貴之氏の終活車は鈴木直也氏と同じくマツダ ロードスター。カチッと入るなめらかなシフトフィールはヤミツキになり味わい深い
大井貴之氏の終活車は鈴木直也氏と同じくマツダ ロードスター。カチッと入るなめらかなシフトフィールはヤミツキになり味わい深い

 人生最後のクルマ、私はロードスターを選ぶ。最後まで迷ったのはアルピーヌ A110だが、爺さんのクルマはそんなに速くなくていい。

 軽さ、スタイル、ハンドリング、生粋のスポーツカーとして生まれていながらそんなに速くないスポーツカーは世界中探してもロードスターだけ。ピュアスポーツカーのMTは老化防止にも効果絶大。6MTの扱いや低いコクピットへの乗り降りができなくなった時は免許返納を考える。

 次点のクロストレックは荷物をたくさん積んで全国を旅して巡りたいという夢の相棒。グレードはストロングHEVのAWD。魅力はちょうどよいサイズと心地よい走り味と安全装備。次点というより2台持ちしたいというのが本心。

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