チャイルドシートって結局なにを買えばいいの? ポイントは年齢プラス体格や身長!? 

チャイルドシートって結局なにを買えばいいの? ポイントは年齢プラス体格や身長!? 

 6歳未満の乳幼児をクルマに乗せる際、チャイルドシートを使用することが運転者に対して義務付けられている。しかし、チャイルドシートは種類が多すぎて、どれを買ったらいいのか分からないという人も多いのではないだろうか。現在進行形でチャイルドシートを使用しながら子育てをしている筆者が、チャイルドシート選びの勘所をお伝えしていく。

文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(トビラ写真=Man888@Adobe Stock)

【画像ギャラリー】体格で考えることも大事! もう6歳だし……と思わずに! ジュニアシートだってあるぞ!(3枚)画像ギャラリー

チャイルドシートの多彩な種類を理解しよう

後ろ向きで使うものは、乳児用ベビーシートあるいは幼児用チャイルドシート(Maria Sbytova@Adobe Stock)
後ろ向きで使うものは、乳児用ベビーシートあるいは幼児用チャイルドシート(Maria Sbytova@Adobe Stock)

 チャイルドシートの着用義務がある6歳頃まで使えるシートの種類は大きく分けて4種類ある。使用できる期間や価格が種類によって異なるため、まずはバリエーションを理解することが重要だ。

 まずは、後ろ向きで使う乳幼児期(0~15か月ごろまで)。この時期に使えるチャイルドシートの選択肢は、0~2歳半ごろ(身長83cm)まで使える「乳児用ベビーシート」か、0~4歳半(身長105cm)まで使える「乳幼児用チャイルドシート」となる。子供が生まれたら、どちらかから使い始めるのだ。

 また、チャイルドシートにはもう2種類存在する。それが「幼児用チャイルドシート」と呼ばれる1歳半ごろ(身長76cm)から4歳半ごろまで使えるもの。そして「幼児用チャイルドシート兼ジュニアシート」と呼ばれる1歳半ごろ(身長76cm)からシートベルト適正対応体格と言われる身長150cmの12歳ごろまで使用できるものだ。

 さらに、乳幼児には使用できないが、8歳頃(身長125cm)から使用できる「ジュニアシート(ブースタータイプ)」というものもある。まずは、チャイルドシート使用義務期間の6歳未満までをどのシートで過ごすか、妊娠後期~新生児期のバタバタとしている時期に考えなければならない。

乳児期と幼児期は分けて考えた方が良い

JAFは、6歳以上であってもシートベルトの効果が十分に発揮できない場合は、チャイルドシートを活用するよう呼びかけている(Yuzuru Gima@Adobe Stock)
JAFは、6歳以上であってもシートベルトの効果が十分に発揮できない場合は、チャイルドシートを活用するよう呼びかけている(Yuzuru Gima@Adobe Stock)

 筆者は息子が生まれる時に、0~4歳まで使用できる乳幼児用チャイルドシートを約9万円で購入した。4歳まで使えるなら年間2万円ちょっとのコストで済むと考え、長く使える良いモノを買ったのだが、これが間違い。

 元々体の大きめな我が子は、体が出来上がってくる1歳半ごろになってくると、包み込まれるタイプの乳児期も使えるチャイルドシートが手狭になってきてしまったのだ。4年間使うと思っていたのに、僅か2年で買い替えを検討しなければならなくなってしまう。

 子供の体格などにもよるが、立って歩けるようになってくるころには、ベッドタイプのチャイルドシートよりも、ハイバックのジュニアシートに乗せる方が快適なことも多い。長く使用するのは、0~4歳までではなく、1歳半~12歳までと考えた方が良いのだ。

 したがって1台目のチャイルドシートは、新生児期から2歳になるころまで使える乳児用ベビーシートを購入するのがおススメ。乳幼児兼用チャイルドシートは5~9万円ほどするのに対して、ベビーシートは良いモノでも1.5万円~4万円程度で購入できる。また、1年半という期間限定なら、購入ではなくレンタルを選ぶのもいいだろう。

次ページは : 年齢だけでなく身長や体格に合わせて

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